審査ポリシー管理SaaS「DaiPro」提供開始、AIで7割自動化

DaiProサービス開始

開催日:12月1日

DaiProサービス開始
DaiProって何ができるの?
審査ポリシーを「プロンプト」として管理し、AIによる一次スクリーニングとHuman-in-the-Loopで高リスクは人が最終判断。プロンプト編集・バージョン管理・S3デプロイでCSが自律的に運用できるSaaSです。
導入するとどんな効果があるの?
自社サービスYYCでの導入ではテキスト・画像の約7〜8割をAIで審査完了、CS人員を増やさず機能増加に対応。審査の一貫性向上と運用速度の改善、ポリシーの安全な検証が期待できます。

審査業務の現場に根ざしたSaaSの登場 — DaiProとは何か

株式会社Diverse(本社:東京都品川区)は、2025年12月1日11時00分に、審査ポリシー管理SaaS「DaiPro(ダイプロ)」の提供開始を発表しました。DaiProは、AIと人の協働(Human-in-the-Loop)を前提とした設計により、コンテンツ審査の運用負担を低減するとともに、審査ポリシーの運用管理を容易にすることを目的としています。

発表文によれば、DaiProはマッチングアプリやライブ配信サービスの運営で培ったノウハウを製品化したもので、審査ポリシーをプロンプトとして扱う点が特徴です。CS(カスタマーサポート)部門が開発側に依頼することなく直接ポリシーを編集・管理できることにより、運用速度と透明性を高めることを狙いとしています。

AIと人で最適な審査ワークフローを実現 – 審査ポリシー管理SaaS 「DaiPro」がサービス開始 画像 2

サービス開始の基本情報

提供開始日:2025年12月1日 11時00分。公表元:株式会社Diverse。

本サービスはSaaS型の審査ポリシー管理ツールであり、ネットサービス、システム・Webサイト・アプリ開発領域の事業者を主な想定顧客として挙げています。プレスリリース内では、関連するキーワードとして「SaaS」「モデレーション」「AI」「マッチングアプリ」「ゲーム」「ライブ配信」が明記されています。

Human-in-the-Loopで取り組む「3M(ムリ・ムダ・ムラ)」の解消

プラットフォーム運営事業者が直面するコンテンツ審査の課題は、DaiProリリースの中心に位置付けられています。リリースでは、審査業務における「3M(ムリ・ムダ・ムラ)」の問題を丁寧に整理したうえで、DaiProがそれぞれに対する解決策を提供すると説明しています。

具体的には、AIによる自動処理と人間による高度判断を組み合わせることで、24時間365日の運用負荷を軽減しつつ、審査の一貫性を維持することが目指されています。明確に問題のないコンテンツはAIが即座に承認し、グレーゾーンや高リスクなケースのみ人間が介入するワークフローが示されています。

3Mそれぞれの説明

ムリ

急激な審査量の増加に対して、人力だけでは対応しきれない問題。24時間体制やリアルタイム判定が求められる中で、人的リソースの物理的限界が生じる点を指摘しています。

DaiProはAIによる自動処理により、人的リソースの制約からの解放を図ることを明示しています。

ムダ

問題のないコンテンツまで人が確認してしまうため、本来注力すべき高度な判断に割ける時間が不足する点を指摘しています。

RaiProの仕組みでは、明らかに安全なコンテンツはAIが処理し、人は付加価値の高い審査に専念できる設計になっています。

ムラ

審査担当者による判断基準のばらつきが生じやすく、ユーザーへの不公平感や運用の不整合につながる点を問題視しています。

DaiProはプロンプトのバージョン管理機能で審査ポリシーを明文化し、変更履歴や差分を管理することで一貫性の向上を図ると説明しています。

実運用での効果 — マッチングアプリ「YYC」での導入実績

株式会社Diverseが運営するマッチングアプリ「YYC」へDaiProを導入した実績が、リリース内で具体的な成果として示されています。実運用を通じて得られた効果が、サービス設計の妥当性を裏付けています。

リリースでは、テキスト系・画像系コンテンツの約7〜8割をAIで審査完了できている点や、機能増加に対してCS人員を増やさずに対応できている点が成果として挙げられています。また、CSだけでポリシーの調整や管理が可能になったこと、安全な検証環境で事前にポリシー変更の影響をシミュレーションできる点も導入後の運用上のメリットとして示されています。

導入で得られた具体的効果と運用フロー

  • AIによる一次スクリーニングで明らかな安全コンテンツを即時承認。
  • グレーゾーンや高リスクは人間の審査員が最終判断(Human-in-the-Loop)。
  • CS部門がプロンプトを編集・管理し、検証環境で影響を確認したうえでデプロイ。
  • 導入により、YYCでは審査対応の効率化とポリシー運用の自律化を両立。

導入事例の詳細は、DaiProの導入事例ページにて確認できます:https://daipro.jp/cases/diverse/

主要機能の詳細、導入方法、会社情報

プレスリリースでは、DaiProの主要機能として「プロンプトの編集」「プロンプトのバージョン管理」「プロンプトのデプロイ」が明記されています。プロンプトごとの変更履歴や変更差分の閲覧、OpenAIのモデル選択が可能であり、プロンプト自体をAWS S3へ送信してサービスから参照させる仕組みをサポートしています。

こうした機能は、現場のCS担当者が運用ポリシーを迅速に反映し、安全に展開するための要件を満たすよう設計されています。リリースでは、DaiProがマッチングアプリ・ライブ配信サービスの運営で得られたノウハウをベースにしている点も強調されています。

主要機能の一覧

  1. プロンプトの編集:審査ポリシーをプロンプトとして編集・保存。
  2. プロンプトのバージョン管理:変更履歴、変更差分の管理、OpenAIモデルの選択。
  3. プロンプトのデプロイ:AWS S3にプロンプトを送信してサービス側から参照可能。

会社概要とお問い合わせ

会社名
株式会社Diverse
本社所在地
東京都品川区上大崎2丁目15番19号 MG目黒駅前8階
代表者
津元 啓史
事業内容
マッチングアプリ・ライブ配信サービスの運営、AIコンテンツモデレーション支援サービス
プレスリリース発表日時
2025年12月1日 11時00分
お問い合わせ
https://daipro.jp/contact

また、プレスリリース内で使用されている画像ファイルはダウンロード可能である旨が明記されています。タグ付けされたビジネスカテゴリは「ネットサービス」「システム・Webサイト・アプリ開発」、商品タイプは「商品サービス」です。

要点の整理(一覧表)

ここまでの記事で示したDaiProの要点を表にまとめて整理します。発表内容の重要点を一目で確認できる形式にしています。

項目 内容
サービス名 DaiPro(ダイプロ)
発表日 2025年12月1日 11:00
提供企業 株式会社Diverse(本社:東京都品川区、代表:津元 啓史)
想定利用者 マッチングアプリ、SNS、ゲーム、ライブ配信などUGCを扱うプラットフォーム事業者
主な機能 プロンプト編集、プロンプトのバージョン管理(差分・履歴・OpenAIモデル選択)、AWS S3へのデプロイ
技術方針 AIによる一次スクリーニング+Human-in-the-Loopでの最終判断
導入実績 自社サービス「YYC」でテキスト・画像系の約7〜8割をAIで審査完了、CS人員増加なしで対応
関連キーワード SaaS、モデレーション、AI、マッチングアプリ、ゲーム、ライブ配信
ビジネスカテゴリ ネットサービス、システム・Webサイト・アプリ開発
お問い合わせ https://daipro.jp/contact
導入事例ページ https://daipro.jp/cases/diverse/

以上がプレスリリースの要点整理です。本稿は発表資料に基づき、サービスの目的、機能、導入実績、会社情報を網羅して整理しました。DaiProはAIと人の協働を通じて審査業務の効率化と一貫性の向上を目指すツールとして位置づけられています。