スターバックス、SAVE FOODがモバイル注文で参加しやすく
ベストカレンダー編集部
2025年12月1日 18:58
SAVE FOODモバイル対応
開催日:12月1日
モバイルオーダーで参加しやすく変わる「SAVE FOOD」プログラム
導入の狙いと今回の変更点
スターバックス コーヒー ジャパン株式会社は、フードロス削減プログラム「SAVE FOOD」の購入方法を、2025年12月1日(月)より順次、全国の店舗でMobile Order & Pay(モバイルオーダー&ペイ)からも利用可能にすると発表しました。これまでは店頭レジでの購入のみでしたが、モバイルオーダー対応により、来店前に商品を確認し注文できるなど、より多くのお客様が参加しやすくなることが期待されます。
プログラム自体は2021年8月に導入され、当日のフード商品の在庫状況に応じて、閉店3時間前をめどに対象商品を20%OFFで販売し、その売上の一部を認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ(以下、むすびえ)へ寄付する仕組みです。今回の変更は購入経路の拡大であり、引き続き売上の一部はこども食堂の運営支援に使われます。
発表の時点と適用範囲
本リリースはスターバックス コーヒー ジャパン株式会社より2025年12月1日 13時04分に公開されました。モバイルオーダー対応の開始は同日から順次実施され、全国のスターバックス店舗にて段階的に反映されます。
注意点として、モバイルオーダー上でのSAVE FOOD表示と店頭レジでの実施開始には時間差が生じる可能性があり、実施有無や開始時間は各店舗の当日の在庫状況に依存します(※)。そのため、モバイルオーダーで対象商品が表示されない場合は、その時点で当該店舗がプログラムを実施していないことを示します。
購入の流れと利用上のポイント
Mobile Order & Payでの表示と注文プロセス
モバイルオーダーで店舗を選択すると、実施中の店舗において対象商品に「SAVE FOOD」のマークが表示されます。マークが表示された対象商品は、画面上で注文・決済が可能です。注文完了後、画面上に本プログラムへの参加に対する感謝のメッセージが表示されます。
注文手順は以下のとおりです。画面表示は各端末・アプリの仕様により異なる場合がありますが、基本的な流れは同様です。
- アプリを起動し、Mobile Order & Payの画面で利用する店舗を選択する。
- 対象商品の一覧で「SAVE FOOD」マークが付いた商品を確認する。
- 希望商品を選び、通常のオーダーと同様に画面上で決済を完了する。
- 注文完了後に表示されるメッセージにより、プログラム参加が確認できる。
また、店頭での「SAVE FOOD」開始とMobile Order & Payでの表示開始に時差が発生する場合があるため、店頭の状況を踏まえて利用する必要があります。
実施スケジュールと割引の条件
対象となるのは、当日のドーナツ、ケーキ、サンドイッチなどのフード商品です。各店舗の在庫状況に応じて、閉店3時間前をめどに20%引きで販売する運用が基本となります。ただし、開始時間や実施の有無は店舗ごとに異なります。
このため、モバイルオーダーでの対象商品表示は当日の各店舗の在庫情報との連動に依存し、表示の有無がそのまま購入可否を示します。利用にあたっては、表示内容をよくご確認ください。
寄付先とこれまでの支援活動の具体例
寄付の受け皿と配分の方針
「SAVE FOOD」による売上の一部は、認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえへ寄付されています。スターバックスは、環境負荷の低減だけでなく、地域コミュニティの支え合いを生むことを重視し、寄付金を通じてこども食堂の運営支援やネットワーク構築に活用しています。
寄付は2022年度から本格的に活用され、ネットワークを持たない地域での支援開始や、被災地を含む地域のネットワーク強化などに充てられてきました。
地域での具体的成果(新潟・石川の事例)
開始当初、ネットワークのなかった新潟県への支援から着手し、2023年には地域ネットワーク団体として「新潟こども食堂・居場所ネットワーク にこねっと」が発足しました。これは、地域全体で子どもたちの居場所を支える枠組みを生んだ事例です。
さらに、2024年に発生した能登半島地震の復興過程では、石川県内のこども食堂ネットワーク支援事業にも寄付金が活用され、能登半島エリアへの支援や地域内での交流づくりに役立てられました。こうした取り組みは、地域のつながりと支え合いの輪を広げる役割を果たしています。
企業概要とプログラムの位置づけ、要点の整理
スターバックス コーヒー ジャパンの基本情報
スターバックス コーヒー ジャパン株式会社は1996年に東京・銀座で日本第1号店を開業しました。世界では80を超えるマーケットで約40,000店舗以上を展開しており、日本国内では2025年9月末時点で2,077店舗(ライセンス店舗を含む)を運営しています。
従業員(パートナー)は約6万人となっており、2019年2月28日には「スターバックス リザーブ® ロースタリー 東京」をオープンするなど、多様な取り組みを続けています。企業情報の詳細はスターバックス日本の公式サイト(https://www.starbucks.co.jp/)に掲載されています。
今回の変更とプログラム全体の要点整理
今回のモバイルオーダー対応は、以下の観点で意味を持ちます。利用経路が拡大することで参加者が増えやすくなり、結果としてフードロス削減と寄付による地域支援が拡充される可能性がある点が挙げられます。
一方で、実施可否や開始時間が店舗ごとの在庫状況に依存する点、店頭とモバイルで開始時刻に差が生じる可能性がある点には留意が必要です。利用に際してはアプリ上の表示と店舗状況を確認することが推奨されます。
関連リンク
詳細は公式のプレスリリースページをご参照ください:
- https://www.starbucks.co.jp/press_release/pr2026-5685.php
- スターバックス日本 公式サイト:https://www.starbucks.co.jp/
本記事のまとめ(表)
以下に、本リリースで伝えられた主要事項を表形式で整理します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| プログラム名 | SAVE FOOD(フードロス削減プログラム) |
| 発表日 | 2025年12月1日 13:04(スターバックス コーヒー ジャパン発表) |
| モバイル対応開始 | 2025年12月1日より順次、全国の店舗でMobile Order & Payでの購入が可能に |
| 割引内容 | 当日の対象フード商品を閉店3時間前をめどに20%OFFで販売(店舗の在庫状況による) |
| 寄付先 | 認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ |
| 寄付の活用例 | こども食堂ネットワーク構築支援(新潟・にこねっとなど)、能登半島地震の復興過程での地域支援(石川県) |
| プログラム開始時期 | 2021年8月導入、寄付の具体的活用は2022年度から |
| 日本国内店舗数 | 2,077店舗(2025年9月末時点、ライセンス店舗を含む) |
| 従業員数(パートナー) | 約6万人 |
| 注意事項 | 実施有無・開始時間は店舗の当日の在庫状況に依存。店頭とモバイルで開始時刻に差が生じる可能性あり。 |
| 参考リンク | 公式プレスリリース、公式サイト |
以上が本リリースの要点となります。モバイルオーダーの導入により購入のしやすさが向上する一方で、各店舗の運用状況によって表示・販売状況が変動する点があるため、利用時にはアプリ上の表示と店舗の状況を確認のうえ利用することが重要です。
参考リンク: