ZOMBIE STORMがXR Kaigiで受賞、福岡12/19開業へ

ZOMBIE STORM受賞

開催日:12月1日

ZOMBIE STORM受賞
ZOMBIE STORMってどんな体験なの?
ヘッドセットを着けて実際に歩き回り構えたり避けたり撃ったりするフリーローム型のゾンビアクションXR。全身の動きがそのままゲームに反映され、直感的な操作設計でXR初心者でも短時間で没入できる体験です。
どこで遊べるの?福岡の開店日はいつ?
現在は直営のXR Center Game Spaceやイベント出展(XR Kaigi等)で体験可能。福岡キャナルシティ店は2025年12月19日オープン予定で、今後全国展開を目指しています。

『ZOMBIE STORM』が切り開く全身没入型エンタメの現在地

株式会社日本XRセンターが開発・運営する体験型XRアトラクション「ZOMBIE STORM NOA’S CALL」が、国内最大級のXRカンファレンス「XR Kaigi 2025」において、XR Kaigi Award 2025 コンシューマー部門を受賞しました。受賞は、同コンテンツが示した身体性・臨場感・直感的操作といった要素が、一般消費者向けのXR体験として高く評価された結果です。

XR Kaigi Awardは2020年に創設され、XR Kaigiに出展するすべてのブースを対象に「XRの普及に貢献した取り組み」を表彰するアワードです。今回の受賞は、同アワードの趣旨に照らして「ZOMBIE STORM」が示した体験設計とエンターテインメント性が評価されたものといえます。

“未体験の没入ゾンビ戦”「ZOMBIE STORM」快挙!XR Kaigi Award 2025 コンシューマー部門を堂々受賞(日本XRセンター) 画像 2

受賞の要点と評価基準

受賞理由としてプレスリリースでは、以下の点が強調されています。まず、全身を使う没入体験によってプレイヤーの自然な反応を引き出し、次にXR初心者でも参加しやすい直感的な操作設計、さらに恐怖演出と撃破時の爽快感のバランス調整が挙げられます。これらが「一般消費者に向けた高い完成度」として評価の中心になりました。

また、同アワードは出展者全体から選定されるため、展示ブースでの来場者反応やデモンストレーションの実効性、普及促進に向けた取り組みの有無なども選考要素に含まれているものと理解されます。

アワード創設年
2020年
対象
XR Kaigi出展ブース全て
評価の主な観点
普及貢献度、体験設計、エンタメ性、デモでの実効性
“未体験の没入ゾンビ戦”「ZOMBIE STORM」快挙!XR Kaigi Award 2025 コンシューマー部門を堂々受賞(日本XRセンター) 画像 3

体験の中身と提供形態:どう遊ぶのか、何が特別か

「ZOMBIE STORM」は“全身で戦う”没入型ゾンビアクションXRコンテンツです。体験者はヘッドセットを装着し、実際に歩き、構え、避け、撃つといった身体の動作を行いながら、迫りくるゾンビの群れに立ち向かいます。操作は直感的に設計されており、XR初体験の利用者でも短時間で戦闘モードに入り込めるように整えられています。

また、直営店舗「XR Center Game Space」では、プレイ後に体験動画をお持ち帰りできるサービスも提供されています。体験の記録を共有しやすくすることで、ユーザーの体験価値を拡張する設計が行われています。

“未体験の没入ゾンビ戦”「ZOMBIE STORM」快挙!XR Kaigi Award 2025 コンシューマー部門を堂々受賞(日本XRセンター) 画像 4

主な特徴

  • 身体全体を使うXRバトル体験:プレイヤーの動きがそのまま戦闘アクションに反映され、自然な本能的反応を誘発します。
  • 直感的で参加しやすい操作性:XR初体験でも入りやすい導線設計。
  • 恐怖と爽快感のバランス最適化:恐怖演出だけでなく、ゾンビを撃破した際の達成感を重視。
  • 幅広い年齢層に対応:ファミリーやカップル、友人同士など多様な層が楽しめる内容。

これらの特徴が、コンシューマー向けのXR体験として特に高い完成度を持つと判断され、受賞につながりました。なお、同コンテンツはロケーションベースのXR(LBE)として提供される形態で、現在は自社直営店舗とイベント出展を軸に運営されています。

“未体験の没入ゾンビ戦”「ZOMBIE STORM」快挙!XR Kaigi Award 2025 コンシューマー部門を堂々受賞(日本XRセンター) 画像 5

XR Kaigi 2025での展示とパネル登壇の詳細

日本XRセンターはXR Kaigi 2025に出展し、ブースでの展示に加え、ロケーションベースエンターテインメント(LBE)に関する特別パネルディスカッションにも登壇しました。展示期間は2025年12月1日から12月3日までで、同社ブースの公開時間は12月2日10:00〜18:00、12月3日10:00〜17:00でした。

会場は東京都立産業貿易センター浜松町館および東京ポートシティ竹芝ポートホールで、ブース名は「日本XRセンター」、ブース番号は5-8です。対象来場者は開発者、クリエイター、事業企画・経営企画担当者などを想定しています。

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パネルディスカッション出展者とスケジュール

日本XRセンターは12月3日(火)14:00より開催されたLBEに関するパネルディスカッションに登壇しました。登壇者情報は以下の通りです。

  1. 株式会社CinemaLeap:代表取締役 大橋 哲也 氏
  2. ティフォン株式会社:CEO/CCO 深澤 研 氏
  3. 株式会社日本XRセンター:代表取締役CEO/プロデューサー 小林 大河

パネルでは各社の取り組み紹介の後、国内トップのLBEクリエイター3名によるディスカッションや質疑応答が行われ、最新のXR体験や事業展開について深掘りされました。

イベント 日時 会場
XR Kaigi 2025(展示) 2025年12月1日〜12月3日(当社ブース:12/2 10:00〜18:00、12/3 10:00〜17:00) 東京都立産業貿易センター浜松町館/東京ポートシティ竹芝ポートホール
LBEパネルディスカッション 2025年12月3日 14:00〜 同上
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チームの声と事業展開、問い合わせ先

受賞に際して、代表取締役CEOである小林大河氏、クリエイティブディレクターの佐々木淳一氏、顧問の小山順一朗氏からのコメントが発表されています。各氏のコメントはプロジェクトの歩みと今後の意志を示す重要な記録です。

以下にプレスリリースで提示されたコメントを掲載します。発言は原文のままです。

“未体験の没入ゾンビ戦”「ZOMBIE STORM」快挙!XR Kaigi Award 2025 コンシューマー部門を堂々受賞(日本XRセンター) 画像 8

小林大河(代表取締役CEO/プロデューサー)

「2年前のXR Kaigiのピッチイベントで、この事業はビリでした。その時、チームメンバーはインドのみ。そんなスタートでした。\nそれから日本でも最高のチームが集まり、東京ドームシティや万博のアトラクションを作ることができました。自社店舗と自社アトラクションの開発も行い、2年後の本日、XR Kaigiでコンシューマー部門を取らせて頂いたのはとても感慨深いです。\n最高のチームと、関わっていただけてる全ての皆様に感謝申し上げます。特に東京ドーム社の皆様には、最初に日本で大きなお仕事の機会を頂いたことを一生忘れません。\n最高のチームメンバーにとっても、日本XRセンターでのプロジェクトが生涯最高のキャリアにできるように、超面白いプロジェクトをプロデュースし続けます。\nZombie Stormも実現したいレベルに全然達してないですし、自社店舗はまだ赤字です。これをしっかり立ち上げて、2027年末までに10店舗と、その先に世界最高のコンテンツを作るべく精進したいと思います。12/19に福岡キャナルシティでオープンしますので、是非是非遊びに来てください!」

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佐々木淳一(クリエイティブディレクター)

「ZOMBIE STORMが受賞したことを、心から嬉しく思います。チーム全員で積み重ねてきた挑戦が形になり、このような評価をいただけたことに大きな励みを感じています。\nロケーションベースのXR体験は、映像とゲームとリアルな身体感覚が融合する、非常に難易度の高い領域です。その中で、プレイヤーが\”心から楽しかった\”と言ってくれる作品を届けられたことが、私たちにとって何よりの喜びです。今回の受賞を糧に、これからも\”XRならではの没入感と体験価値\”を丁寧に磨き続け、現実と仮想が自然に混ざり合う新しいエンターテインメントを探求していきます。」

小山順一朗(顧問)

「年明けに小林社長から突然のアポがあり。何もわかんないけどまあ会って話を聞いてみると…。\”えっ!?今フリーロームVRアトラクションを自社開発していて、夏には店舗も自社で開拓して自社で運営するだって!?おいおい全く笑えない冗談だぜ!とても正気の沙汰とは思えん!\”\nみなさん、この挑戦がどれだけ大変な事なのか全く想像もつかないと思います。しかし、VR ZONEを計画し立ち上げて運営した経験のある私にはエベレスト登頂にも等しい冒険だと分かっています。\n一方で、実際にこのひりひりする冒険を断行している小林氏とそのチームが日本に存在していて世界を狙って熱く燃え上がってる。これを見せつけられて黙ってはいられません。顧問での参加を即答し制作スタート!何度も何度も無限に続くほどの試行錯誤を繰り返しドンドン面白くなっていく開発を久々に味わいました。いま日本で世界に通じるフリーロームVRのチーム戦アクションシューティングゲームを身近で遊べるのはゾンビストームだけ!この機会に友だちやご家族とぜひ体験くださいませ!」

プレスリリースでは今後の事業方針として、ZOMBIE STORMをはじめとするコンテンツの店舗展開拡大、国内外へのライセンス提供、法人向けのカスタム展開に注力する旨が明示されています。目標としては2027年末までに10店舗の展開を掲げており、具体的な出店日程としては2025年12月19日に福岡キャナルシティでオープン予定であることが記載されています。

問い合わせや取材、XRアトラクションのイベント利用、常設設置に関する連絡先は以下です。

問い合わせメール
customersuccess@vrarri.com
特設サイト
https://www.xrkaigi.com/event/9316
SNS
X: https://x.com/vrarricom
Instagram: https://www.instagram.com/xrcenter_gamespace/
TikTok: https://www.tiktok.com/@xr.center.game.sp

記事の要点まとめ

以下に本記事で取り上げた主要情報を表形式で整理します。受賞事実、体験の特徴、イベント登壇情報、主要コメント、事業展開計画、会社概要と問い合わせ先を網羅しています。

項目 内容
受賞 XR Kaigi Award 2025 コンシューマー部門(ZOMBIE STORM NOA’S CALL)
受賞理由の要旨 全身を使う没入体験、直感的操作、恐怖と爽快感の最適化、幅広い年齢層への対応
体験内容 ヘッドセット装着。歩行・構え・避け・撃つなどの物理的動作を伴うフリーローム型ゾンビアクションXR
直営店舗 XR Center Game Space(プレイ後の動画お持ち帰り可)、福岡キャナルシティ店は2025年12月19日オープン予定
XR Kaigi出展 2025/12/1〜12/3(当社ブース:12/2 10:00〜18:00、12/3 10:00〜17:00) 会場:東京都立産業貿易センター浜松町館/東京ポートシティ竹芝ポートホール ブース番号:5-8
パネル登壇 ロケーションベース(LBE)パネル 12/3 14:00 出演:大橋哲也(CinemaLeap)、深澤研(ティフォン)、小林大河(日本XRセンター)
主要コメント 小林大河(CEO)、佐々木淳一(CD)、小山順一朗(顧問)のコメントを掲載
事業計画 2027年末までに10店舗展開を目標、国内外ライセンス提供、法人向けカスタム展開を推進
会社概要 株式会社日本XRセンター(本社:東京都中野区、代表:小林大河、設立:2023年5月22日、事業:VRアトラクション開発・店舗運営)
問い合わせ customersuccess@vrarri.com

本稿では、受賞の背景、体験の性質、XR Kaigiでの活動、チームの発言と今後の計画を整理しました。受賞が示すのは単なる評価の獲得ではなく、ロケーションベースXRという領域での体験設計と事業化の実装に向けた具体的な前進です。今後は店舗展開やライセンス提供を通じて、同社が掲げる「XRをもっと身近に、もっとリアルに」というミッションの具現化がどのように進むかが注目されます。