『セフレの品格』電子42巻発売、映画2部作も12月公開

人気シリーズが節目を迎える：電子コミックス42巻が12月2日発売

シリーズ累計550万部（紙＋電子）を突破した湊よりこ氏の人気コミックス『セフレの品格（プライド）』。その最新電子コミックス第42巻が、2025年12月2日（火）に発売された。発行元は株式会社双葉社、レーベルはジュールコミックスで、形態は電子コミックスとなる。

発売情報は株式会社双葉社によるリリース（2025年12月2日 12時00分）で発表されている。連載は雑誌「JOUR」にて継続中で、同作は大人の男女の心と体、愛と性を描く物語として幅広い読者層から支持を受けている。

第42巻の物語と登場人物の動き

第42巻では、主要人物である沙羅（サラ）、大樹（ダイキ）、薫（カオル）の関係が新たな局面を迎える。沙羅の病状として「脳の萎縮」が明らかになり、薫は春翔からその事実を聞き出す。そして薫が大樹に対して、海外であれば治療の可能性があることを説得する場面が描かれる。

物語は大樹の葛藤を中心に進む。大樹は沙羅が薫に抱く想いを知りつつも、沙羅を薫に託す以外の選択肢がないことを理解しているが、決心ができずにいる。その決断と沙羅の運命がどう結びつくのかが本巻の緊迫したテーマとなっている。

• 発売日：2025年12月2日（火）
• 形態：電子コミックス
• 著者：湊よりこ
• レーベル：ジュールコミックス
• 発行元：株式会社双葉社

物語上の重要な問い――大樹が出す答え、沙羅の運命、そして三人の関係の行方――が読者の注目点となる。第42巻は、シリーズの長期連載が積み上げてきた人物描写と感情の積層を前提に、登場人物たちの選択とその結果が描かれる一冊である。

映画は2部作で再びスクリーンへ：『慟哭／終恋』が12月12日全国公開

コミックスの外伝的な展開として、シリーズの原点である抄子・一樹編が再び映画化された。タイトルは『セフレの品格（プライド） 慟哭/終恋』で、2部作としての公開が予定されている。全国公開日は2025年12月12日（金）であり、『慟哭』は都内で先行上映され、11月28日より上映が開始されている。

本作は2023年公開『セフレの品格（プライド） 初恋/決意』に続く作品であり、前作から2年を経ての続編となる。原作の世界観を踏襲しつつ、映画としての連続性と新たな解釈をもってスクリーンに戻る構成となっている。

映画2作のあらすじ

『セフレの品格 慟哭』は、森村抄子（行平あい佳）が主人公の物語。通販会社で働きながら一人娘を育てるシングルマザーである抄子は、産婦人科医・北田一樹（青柳翔）とかつての関係に戻り、再び濃密な逢瀬を重ねる。一樹は地方の離島での滞在を通じて自分の人生を見つめ直し、抄子との将来を想像するに至る。しかし、その矢先に抄子の元夫・浩（松本利夫）がストーカー化し、一樹と抄子の関係を脅かすことになる。

『セフレの品格 終恋』は、『慟哭』の出来事を経た後の物語である。衝撃的な事件の後、抄子は一樹と別れ、さまざまな男性との一晩限りの関係を重ねるようになる。抄子は同僚・長谷川朔太郎（竹財輝之助）に徐々に惹かれていく。一方、一樹は離島で風吹メイ（山谷花純）と出会い、各地を転々としながら愛や生き方を考える。二人は連絡を断って別々の道を歩んでいたが、ある契機で宿命的に再会することになる。

• 公開日：2025年12月12日（金）全国公開（『慟哭』は都内先行上映11月28日開始）
• 形式：2部作（『慟哭』／『終恋』）
• レイティング：R15＋

出演者・制作陣の顔ぶれと制作体制

映画版は前作からの主要キャストが続投する一方で、新たな出演者も加わり、豪華な顔ぶれで制作されている。抄子役に行平あい佳、一樹役に青柳翔が続投し、共演として片山萌美、坂上梨々愛、こころ、髙石あかり、石橋侑大、新納慎也、寺島まゆみらが名を連ねる。加えて松本利夫、竹財輝之助、山谷花純、宮地真緒らが参加する。

監督は城定秀夫が務め、前作に引き続いて監督・脚本に関わる人物もいる。主題歌は前野健太が続投し、作品の音楽面でも一貫した表現が志向されている。製作・配給は日活、制作プロダクションはレオーネとなっている。

主な出演（慟哭）

行平あい佳、青柳翔、片山萌美、坂上梨々愛、和合真一、小鷹狩八、こころ、松本利夫

主な出演（終恋）

行平あい佳、青柳翔、片山萌美、山谷花純、坂上梨々愛、髙石あかり、石橋侑大、吉岡睦雄、松本利夫、新納慎也、前野健太、宮地真緒、寺島まゆみ、竹財輝之助

監督・脚本

城定秀夫（『終恋』脚本は城定秀夫、谷口恒平）

主題歌

前野健太：『ああ…（ピアノver.）』（慟哭）、『出会いとか』（終恋）／romance records

制作・配給

制作プロダクション：レオーネ、企画・製作・配給：日活

スタッフの詳細は以下の通りで、撮影、照明、録音、編集、美術、音楽など各分野の担当が明示されている。制作体制はプロフェッショナルな布陣で組まれていることが公表資料から確認できる。

1. 製作：水上繁雄
2. エグゼクティブプロデューサー：福家康孝
3. プロデューサー：紀 嘉久、久保和明
4. 音楽：林 魏堂、撮影：渡邊雅紀、照明：小川大介、録音：松島 匡
5. 編集：城定秀夫、美術：赤星裕史、スタイリスト：手塚 勇、ヘアメイク：奈良萌子
6. インティマシーコーディネーター：西山ももこ

著者情報・試し読み・著作権・関連公式情報のまとめ

著者の湊よりこ（MINATO Yoriko）は東京都出身、魚座のA型。代表作に『欲望 Passion』『セフレの品格（プライド） Age21』（双葉社）、『裸心の十字架』（小学館）などがある。現在は雑誌「JOUR」（毎月2日発売）にて『セフレの品格（プライド）』を連載中である。

試し読みは電子リーダーで第1話が公開されており、リンクからすぐに確認できる。著作権表示として、漫画用には©湊よりこ／双葉社、映画用には©2025日活の記載が必要である。公式サイトとX（旧Twitter）公式アカウントの情報も合わせて案内されている。

• 試し読みリンク：https://reader.futabasha.co.jp/s?cid=97845753355760000000
• 公式サイト：https://sfriends-pride-movie.com
• X（映画公式）：@sfriends_movie
• 著者Xアカウント：@yoriemon817710
• コピーライト表記：©湊よりこ／双葉社（漫画用）、©2025日活（映画用）

また、出版と映画に関する注意事項として、映画はR15＋指定であることが明示されている。画像使用時のコピーライト表記など、著作権に関する規定を遵守する必要がある。

要点まとめ（一覧表）

この記事で扱ったコミックスと映画に関する主要情報を表で整理する。日付、形式、主要キャスト、制作体制、試し読みや公式の参照先などを網羅的に取りまとめている。

以上が、電子コミックス第42巻の発売と映画『慟哭/終恋』の公開に関する主要な情報の整理である。コミックスは物語の重要な転換点を迎えており、映画はシリーズ原点の抄子・一樹編を2部作として描く。各種リンクや表記に従って、詳細は公式情報を参照されたい。