Spotifyまとめ2025発表　世界と日本の年間ランキングとPOP‑UP情報

2025年の音楽シーンを形作った楽曲とアーティストの顔ぶれ

世界と日本、それぞれのリスニング傾向から2025年の“顔”が見えてきます。Spotify（会社名 Spotify AB／本社：Stockholm, Sweden）は2025年の年間ランキングを発表しました。本プレスリリースはスポティファイジャパン株式会社によるもので、発表日時は2025年12月3日22時00分です。Spotifyは世界で7億1,300万人以上のユーザー、うち2億8,100万人の有料会員を擁するサービスであり、1億曲以上の楽曲、700万番組以上のポッドキャスト、35万以上のオーディオブックを提供しています。

以下では世界と日本の主要ランキングを項目ごとに整理します。数値や順位、楽曲名・アーティスト名・背景となった出来事など、発表資料に含まれる情報を漏らさず記載します。

世界で最も聴かれた楽曲・アーティスト（主要ポイント）

楽曲部門のトップは、レディー・ガガとブルーノ・マーズの共同作「Die With A Smile」です。2024年のリリース以来ロングヒットとなり、2025年も世界で最も再生されました。

アーティスト部門ではバッド・バニーが2025年の年間首位を奪還しました。バッド・バニーは2019〜2022年にかけて3年連続1位を達成した後、テイラー・スウィフトに続いていましたが、3年ぶりにトップに返り咲いています。ラテン音楽の世界的浸透とアルバム単位での再生が大きく寄与しました。

• 世界で最も聴かれた楽曲（例示として上位楽曲）：レディー・ガガ & ブルーノ・マーズ「Die With A Smile」、ビリー・アイリッシュ「BIRDS OF A FEATHER」、ROSÉ & ブルーノ・マーズ「APT.」、Alex Warren「Ordinary」、HUNTR/X「Golden」。
• 世界で最も聴かれたアーティスト（上位の顔ぶれ）：1位 バッド・バニー、2位 テイラー・スウィフト、3位 ザ・ウィークエンド。ケンドリック・ラマー、アリアナ・グランデ、ブルーノ・マーズらも上位に名を連ねます。

「Golden」はアニメ『KPop Demon Hunters』の関連楽曲で、アニメの大ヒットと連動したグローバルチャート上の象徴的な1曲となりました。

Spotify本社はStockholmにあり、サービスは180以上の国と地域で提供されています。

日本国内で特に聴かれ、発見されたアーティストと楽曲の動向

国内ランキングでは、Mrs. GREEN APPLEが楽曲部門とアーティスト部門で強い存在感を示しました。2025年に国内で最も再生された楽曲はMrs. GREEN APPLEの「ライラック」で、同グループにとって楽曲部門で初の1位獲得です。グループとしての活動に加え、メンバー個々の俳優活動や番組MC、CM出演、映画出演など多方面での活躍が再生数増加に寄与しました。

アーティスト部門でもMrs. GREEN APPLEは3年連続で国内最も再生されたアーティストとなり、Spotify Japanのトップアーティストチャートで1503日以上連続でデイリー1位を維持しています（2025年12月1日現在）。

日本の楽曲・アーティスト上位の詳細

楽曲トップ10のうち、Mrs. GREEN APPLEが7曲を占めるなど“ミセスの年”を象徴する結果となりました。2位には「ケセラセラ」、3位「青と夏」、4位「Soranji」、加えて「ダーリン」「クスシキ」「点描の唄」といった楽曲がトップ10に入っています。

その他、Number_iの「GOD_i」が5位に入り、力強いダンスパフォーマンスで支持を拡大しました。サカナクションは配信リリース日最多再生記録を更新した「怪獣」で6位、Jimin（BTS）は「Who」で10位にランクインしています。

1. 国内アーティスト上位（抜粋）：1位 Mrs. GREEN APPLE、2位 back number、3位 米津玄師、4位 Vaundy、5位 Number_i、6位 RADWIMPS、7位 藤井 風、8位 あいみょん、9位 Official髭男dism、10位 ヨルシカ。
2. 国内で最も発見されたアーティスト：1位 HANA、2位 CUTIE STREET。以降サカナクション、Mrs. GREEN APPLE、米津玄師、back number、アイナ・ジ・エンド（5位）などが続きます。

アイナ・ジ・エンドは7月リリースの「革命道中 – On The Way」のヒットで国内外のリスナー基盤を広げ、5位にランクインしました。CUTIE STREETは「かわいいだけじゃだめですか？」を通じて新たな“KAWAII”像を打ち出しました。

海外での日本発楽曲の受容とプレイリスト／SNSでの広がり

海外で最も再生された国内アーティスト楽曲はCreepy Nuts「オトノケ – Otonoke」で、2年連続の首位獲得となりました。Creepy Nutsは前年の「Bling-Bang-Bang-Born」に続く別楽曲でのトップ獲得となり、グローバルでの存在感を強めています。

海外チャートでは、藤井 風「死ぬのがいいわ」やTeriyaki Boyzの「Tokyo Drift」、YOASOBIの「アイドル」「夜に駆ける」などがロングヒットとして順位に顔を出しています。海外で最も再生された国内アーティストはAdoで、YOASOBIに代わって初の1位となりました。Adoは海外比率が約8割に達しており、世界ツアーが人気を後押ししています。

国別の傾向と注目ポイント

Creepy Nuts「オトノケ – Otonoke」はインドネシア、ブラジル、インド、タイの4カ国でランクインしました。藤井 風はインド、アメリカ、フランス、タイで「死ぬのがいいわ」がランク入りし、特にタイでは「死ぬのがいいわ」と「満ちてゆく」の2曲がトップ5に入っています。

韓国では米津玄師「IRIS OUT」が1位、同じく「Lemon」が3位に入るなど、アニメとの親和性が韓国でも強く支持されました。

公式プレイリストとSNSでのシェア状況

国内で最も再生されたSpotify公式プレイリストは「令和ポップス」であり、「平成ポップヒストリー」もトップ5入りしています。アーティスト単独プレイリストでは「This Is Mrs. GREEN APPLE」が国内トップ5に唯一ランクインしました。

海外では日本発アニメ関連のプレイリストが人気を集め、例えば「鬼滅の刃」プレイリストは2025年9月にSpotifyグローバルのデイリーアクティブユーザー数1位を5日連続で記録しました。他に「This Is STUDIO GHIBLI」「Anime Now」「チェンソーマン」などが上位に並びました。

• 国内で最もSNS上にシェアされた楽曲（傾向）：Number_iが特に強く、”BON”、”GOD”、”INZM”、”GOAT”、”未確認領域”など6曲がTOP10入り。JO1の”BE CLASSIC”や”Handz In My Pocket”、Travis Japanの”Would You Like One”、Snow Manの”カリスマックス – CHARISMAX”も上位。
• 国内で最もSNS上にシェアされたアーティスト：1位 Vaundy、2位 Mrs. GREEN APPLE、3位 SixTONES。その他にV、KinKi Kids、藤井 風、米津玄師、Number_iなどがランクイン。

Spotifyまとめ2025、コラボ、イベント情報とポッドキャストの動向

Spotifyは年末恒例の体験「Spotifyまとめ2025」を公開しました。ユーザーはアプリ上で今年最も聴いたアーティストや楽曲、音楽ジャンル、再生時間、最も聴いたポッドキャスト番組などを確認できます。結果はInstagramストーリー、X、Facebookなどでシェア可能なカード形式で共有できます。

「Spotifyまとめ2025」では個別プレイリスト「2025年あなたのトップソング」、リスニング傾向からの「リスニング年齢」診断、音楽嗜好に応じた「リスナークラブ」提案などの機能が提供され、遊び心のある体験が用意されています。詳細はhttps://www.spotify.com/jp/wrapped/に掲載されています。

ZOZOVILLAコラボとPOP-UPイベント

ZOZOとのコラボ「Spotifyまとめ2025 in ZOZOVILLA」は第2弾で、プレイリストから選ばれた9曲のジャケットデザインをプリントしたTシャツを販売します。商品は本日より販売開始で、詳細は特設ページ（https://zozo.jp/event/spotify/）で確認できます。

また、12月26日〜28日の3日間に中目黒のCOMPLEX BOOSTでポップアップイベントを実施し、本アイテムを展示します。加えて、「Spotifyまとめ2025 POP-UP EVENT」を東京と福岡で開催します。

POP-UPでは抽選箱から番号のロッカーを開けてプレイリストステッカーがもらえる体験や、リスニングクラブ6種に合わせた紅茶の提供など、複数の参加型プログラムが用意されています。詳細はSpotify Japan公式X（https://x.com/SpotifyJP）で案内されます。

屋外広告とポッドキャストのランキング

12月12日（金）〜12月18日（木）の7日間、HANAの楽曲「Blue Jeans」にちなんだ大型広告を表参道で展開します。本広告は実際のデニム生地で制作した大型ビジュアルで、Spotifyまとめ2025の施策の一環です。

ポッドキャスト部門では、国内で最も再生されたエピソードはTBSラジオ『安住紳一郎の日曜天国』の2025年1月12日配信回「私の気分転換」でした。最も再生された新番組は『大久保佳代子・森本晋太郎のどうぞご自由に』で、ローカル局制作番組が全国で支持を獲得した例として注目されます。なお、『大久保佳代子とらぶぶらLOVE』もエピソードランキングで4位に入っています。

記事の要点まとめ

ここまでの主要な情報を表形式で整理します。ランキングの上位、イベント日程、主要キャンペーン、関連リンクを一目で確認できるようにまとめました。

以上がSpotifyによる2025年の年間ランキング発表と関連施策の要点整理です。各プレイリストやイベントの詳細は本文中のリンクおよびSpotifyの公式ページ、Spotify Japan公式Xで案内されています。