12/20配信開始 安田章大主演のテント劇を映像化

愛の乞食・アリババ配信

開催期間:12月20日〜1月20日

愛の乞食・アリババ配信
配信はいつ見られるの?
PIA LIVE STREAMで初回は2025年12月20日(土)19:00開始(巻き戻し不可の疑似生配信)。アーカイブは12/20 24:00〜2026/01/20 23:59まで視聴可能です。
チケットはどうやって買うの?
視聴チケットは4,500円(税込・手数料別)。販売期間は2025/12/06 10:00〜2026/01/19 23:59で、チケットぴあの専用ページから購入。購入で本編と特典映像の両方が見られます。

テント劇場で生まれた二つの唐十郎作品が映像配信へ

SUPER EIGHTの安田章大(41)が主演した新宿梁山泊第79回公演、唐十郎の初期作品連続上演『愛の乞食』『アリババ』が、配信版として映像化されることが発表された。公演は2025年6月14日(土)から7月6日(日)まで、新宿・花園神社境内の特設紫テントで上演され、チケットは即日完売した“幻の公演”として注目を集めていた。本映像は2025年12月20日(土)19:00からPIA LIVE STREAMで独占配信される。

唐十郎の初期作品『愛の乞食』(1970年初演)と『アリババ』(1966年初演)は、唐作品の原点とされる作品群であり、今回の上演は新宿梁山泊がロマンとスペクタクルを織り交ぜた演出で届けた。新宿梁山泊は第59回紀伊國屋演劇賞(団体賞、2024年)や第32回読売演劇大賞(最優秀作品賞、2025年)を受賞しており、演劇界で注目される団体である。

SUPER EIGHT安田章大 初の アングラ“テント”演劇 【配信版 新宿梁山泊「愛の乞食」「アリババ」】待望の映像化&配信決定! 画像 2

公演から配信への流れ

今回の配信版は、テント劇場で実際に上演された舞台映像の編集に加え、特典映像として舞台裏に密着したメイキングを同時に配信する構成となっている。稽古開始からテントの設営、初日当日の裏側、千穐楽後の解体まで、2か月以上の期間を追った映像を特典として収録している。

配信は“巻き戻し不可の疑似生配信”として初回配信が行われるほか、アーカイブ配信も用意される。劇場でしか体験できなかった熱気や臨場感を、カメラによる俳優の表情のクローズアップや花道での芝居の表情などで再現している。

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配信の詳細と視聴に関する情報

配信版タイトルは「配信版 新宿梁山泊 第79回公演〈唐十郎初期作品連続上演〉『愛の乞食』『アリババ’」。配信プラットフォームはPIA LIVE STREAMで、以下のスケジュールおよび販売情報が公表されている。

公表された配信・販売スケジュールや価格、視聴仕様は次の通りである。

  • 配信(初回): 2025年12月20日(土)19:00開始(巻き戻し不可の疑似生配信)
  • アーカイブ配信期間: 2025年12月20日(土)24:00~2026年1月20日(火)23:59まで
  • 視聴チケット料金: 4,500円(税込、手数料別)
  • 販売期間: 2025年12月6日(土)10:00~2026年1月19日(月)23:59
  • 販売ページ: チケットぴあ(https://w.pia.jp/t/s-ryozanpaku79th-pls/)
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配信コンテンツの構成と収録時間

配信のコンテンツは、舞台本編と特典映像を合わせた構成となっており、総尺はおよそ3時間30分である。詳細は以下の通りだ。

  • 本編: 『アリババ』→(幕間15分)→『愛の乞食』 約2時間45分
  • 特典映像: 舞台裏に密着したメイキング映像 約45分
  • 合計: 約3時間30分
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舞台の見どころと特典映像の内容

本公演の最大の特長は、花園神社境内の紫テントが生み出す独特の空間性だ。テントの内外を仕切るのは1枚の紫の幕のみで、街の喧騒や救急車のサイレン、天候による雨音など外部の音が舞台の一部となる。そうした環境音や偶発的な効果を舞台演出に取り込む点は、テント演劇ならではの魅力を濃密に伝える。

また撮影においては、カメラが俳優の表情や汗、息遣いを間近で捉え、花道での芝居の細部まで確認できる映像に仕上げられている。劇場で最前列や花道脇の席で見るような臨場感を、映像を通して再現することを目指している。

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舞台裏メイキングのポイント

特典映像は稽古初日からテントの設営、稽古の様子、衣装や小道具・大道具を俳優たち自らが作る姿、主演の安田章大が参加したテント設営の様子、初日当日の舞台裏など2か月以上にわたる密着取材に基づく内容である。新宿梁山泊では俳優が裏方の作業も兼任する伝統があり、その工程を可視化することで観劇体験の理解を深める意図がある。

稽古から解体までを追った映像を先に見ることで、本編の映像を改めて鑑賞した際に俳優たちの芝居や舞台装置の意味・構築過程が理解しやすくなる構成となっている。

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上演情報、キャスト・スタッフ、著作権対応

本公演の上演は2025年6月14日(土)~7月6日(日)に新宿・花園神社境内の特設紫テントで行われた。主催は一般社団法人新宿梁山泊で、スチール撮影は石澤瑤祠が担当している旨が公表されている。

楽曲については著作権上の都合により一部改変が行われており、その変更により配信可能な形に編集されている。演出の金守珍氏および音響・劇中歌作曲の大貫誉氏らの協力のもとで行われた調整である。

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主要スタッフ・キャスト(表記は公表順)

唐十郎
演出
金守珍(きむ・すじん)
主演
安田章大

出演者(主なクレジット):

  • 安田章大
  • 金守珍
  • 水嶋カンナ
  • 藤田佳昭
  • 二條正士
  • 宮澤寿
  • 柴野航輝
  • 荒澤守
  • 宮崎卓真
  • 原佑宜
  • 寺田結美
  • 若林美保
  • 紅日毬子
  • 染谷知里
  • 諸治蘭
  • 本間美彩
  • 河西茉祐
  • 芳田遥
  • 町本絵里
  • 森岡朋奈
  • とくながのぶひこ

スタッフ(主なクレジット):

  • 美術: 大塚聡+百八竜
  • 舞台監督: 広島光(舞台監督助手: 内田達也)
  • 照明: 宮崎絵美子+ライズ(照明操作: 並木優)
  • 音響・劇中歌作曲: 大貫誉
  • 振付: 大川妙子
  • 殺陣: 佐藤正行
  • 衣装協力: 笹木明日香
  • ヘアメイク: 川村和枝(進行: 若林あかね)
  • オブジェ制作: 福田秋生
  • スチール: 石澤瑤祠
  • 宣伝美術・イラストレーション: 宇野亞喜良
  • 宣伝デザイン: 福田真一
  • 票券・制作: style office
  • 制作統括: 水嶋カンナ
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協力・問い合わせ

本公演には多数の団体や個人の協力が表明されている。協力一覧には大鶴美和子、STARTO ENTERTAINMENT、ライズ、アトリエ関係者、モデルマネージメントや関係会社、個人名などが含まれており、後方支援と制作協力の体制が示されている。

問い合わせ先は配信に関するものがチケットぴあ(https://t.pia.jp/help/)で、コンテンツに関する問い合わせは日テレ アックスオン 紫テント事務局(tentohaishin_info@ax-on.co.jp)にて受け付ける旨が案内されている。また報道関係の問い合わせ先として日テレアックスオン 紫テント配信事務局の電話番号(070-7512-0191、神内)も公表されている。

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作品のあらすじと映像化に関する演出・主演のコメント

配信に含まれる二作のあらすじは上演順に『アリババ』→(幕間)→『愛の乞食』として構成される。『アリババ』は四畳半のアパートに暮らす夫婦と謎の老人、そして「赤い馬」の予言が絡む幻想的な物語であり、『愛の乞食』は公衆便所を舞台に満州や海賊の記憶が交差する群像劇である。どちらも唐十郎ならではの時空を超えたイメージと余白を残す構造を持つ作品だ。

演出・金守珍および主演・安田章大からは、舞台と映像の違い、映像化に伴う表現の変化についてのコメントが寄せられている。金守氏は唐作品を「誤読の勧め」と表現し、観る者それぞれに解釈の自由があることを強調している。安田はテントでの臨場感と映像の魅力の違いを述べ、映像で俳優の表情や涙、汗を細部まで見られることに感動を示している。

撮影クレジットは石澤瑤祠であり、演出の金守珍、大貫誉(音響・劇中歌作曲)らの協力のもと、著作権上の都合により一部楽曲改変が行われている旨も明記されている。

上演順のあらすじ(詳細)

『アリババ』のあらすじには、蛍光灯の下で暮らす貧しい夫婦・宿六と貧子、宿六が夢見る「黒い馬」の記憶、そして「捨て子拾い」を名乗る老人の出現と「赤い馬」の予言が描かれる。ブランコや馬の声、記憶の扉が開く描写など、記憶と幻想が交錯する構成となっている。

『愛の乞食』では生命保険会社に勤める田口が公衆便所で“ミドリのおばさん”に出会い、その正体が海賊・尼蔵であることが明かされる。満州時代の仲間やチェ・チェ・チェオケラといった人物の登場、満州の酒場や豆満江の描写、十四番目の朝鮮人の女の記憶にまつわる物語が展開される。旧時代の記憶と現在が交差する劇世界が舞台上に広がる。

配信情報の要点を表で整理

以下に、本記事で触れた配信版『愛の乞食』『アリババ』に関する主要情報を表にまとめる。配信日程や視聴方法、料金、コンテンツ構成、問合せ先などを一覧化している。

項目 内容
タイトル 配信版 新宿梁山泊 第79回公演〈唐十郎初期作品連続上演〉『愛の乞食』『アリババ’
配信(初回) 2025年12月20日(土)19:00(巻き戻し不可の疑似生配信)
アーカイブ配信 2025年12月20日(土)24:00~2026年1月20日(火)23:59
配信プラットフォーム PIA LIVE STREAM
視聴チケット 4,500円(税込、手数料別) ※本編・特典映像共通チケットのみ販売
販売期間 2025年12月6日(土)10:00~2026年1月19日(月)23:59
コンテンツ構成 本編(『アリババ』~幕間15分~『愛の乞食』 約2時間45分)+特典映像(舞台裏メイキング 約45分) 合計 約3時間30分
主催 一般社団法人新宿梁山泊
公演会場(上演期間) 新宿 花園神社境内 特設紫テント(2025年6月14日~7月6日)
制作・撮影クレジット 撮影: 石澤瑤祠、演出: 金守珍、音響・劇中歌作曲: 大貫誉 ほか(本文参照)
チケット購入 チケットぴあ https://w.pia.jp/t/s-ryozanpaku79th-pls/
配信問合せ チケットぴあ ヘルプページ https://t.pia.jp/help/
コンテンツ問合せ 日テレ アックスオン 紫テント事務局 tentohaishin_info@ax-on.co.jp
報道問合せ 日テレアックスオン 紫テント配信事務局 TEL: 070-7512-0191(神内)
公式SNS X: @tentohaishin_info / Instagram: @tentohaishin_info

本記事は配信版の内容、スケジュール、チケット情報、キャスト・スタッフ、問い合わせ先までを網羅して整理した。テント演劇ならではの特殊な空間性や、本編と特典映像の構成、著作権対応による楽曲改変の事実など、配信を視聴する上で必要となる情報をまとめている。

参考リンク: