12月13日開催 東本願寺前で年末京都夜市
ベストカレンダー編集部
2025年12月4日 17:40
第八回 京都夜市
開催日:12月13日
年末の京都を照らす「京都夜市」——お東さん広場で今年最後の開催
合同会社京都夜市プロジェクト(所在地:京都市山科区)は、2025年12月13日(土)に東本願寺前「お東さん広場」にて「第八回 京都夜市(Kyoto Night Market)」を開催します。プレスリリースは2025年12月3日 17時09分に発表されました。
本イベントは15:00から22:00までの開催で、入場は無料です。芝生広場の木々をライトアップし、東本願寺の荘厳な景観を背景に、黄昏から夜へと移り変わる時間帯の光を生かした演出が行われます。写真映えする幻想的な空間づくりにより、年末の京都の夜をやさしく彩ります。
開催の背景と来場実績
10月の京都市役所前での開催(約12,000人)、11月のお東さん広場での3日間開催(約30,000人)を経て、累計来場者は9万人を突破しています。これまでの動員実績から、京都夜市は夜間の観光資源として定着しつつあり、地域住民や観光客が混在する場としての機能を高めています。
主催者は夜間イベントを通じて、観光と市民生活が共存する「夜の縁側」を育てることを目指しています。ライトアップを中心に、食べる・買う・体験する・対話するという要素が一体となるナイトマーケットを展開します。
多彩なステージと体験プログラム——全年齢対象のプログラム強化
今回の開催では「冬の京都」を意識した特別版として、ステージおよび体験コンテンツを拡充しています。大人から子どもまで楽しめる構成で、伝統と現代のパフォーマンスが織り交ざった内容です。
ステージや体験は、会場内での鑑賞や参加を通じて、地域文化や技術に触れる機会を提供します。海外からの来訪者にも人気のコンテンツを揃え、観光客への訴求力を高める一方で、地域の参加者が主体となる点も重視されています。
主なステージ・体験プログラム
- 奏踊華力:篠笛の澄んだ音色とフラダンスが組み合わさる「月光のステージ」。夜空に響く音と舞の調和を目指した演出。
- 忍者ショー:大迫力のアクションが展開されるパフォーマンス。スピード感とスキルを前面に出した演目。
- 伝統芸能 猿まわし:演者と猿の掛け合いを通じて、観客との「縁(えん)」を意識した構成。
- 大道芸(Yupon):夜市でお馴染みの人気大道芸人Yuponによる演技。
- キッズHIPHOPダンス:洛西のdeBi dance schoolの生徒によるダンス披露。地域の子どもたちが参加するプログラム。
- 陶芸ワークショップ:清水焼の陶芸絵付け体験。作家や指導者による実演と参加型の体験。
- 子ども店長&縁日企画:地域の子どもたちが屋台で接客・販売に挑戦する取り組み。
- 人力車乗車体験:同志社大学・人力車友之会による人力車の乗車体験を実施。
これらのプログラムは、観客が鑑賞するだけでなく、実際に体験して参加することで夜市の雰囲気を深く味わえる構成になっています。
特別企画:「昭和100年ロマンス」参加者募集
昭和元年(1926年)から100年の節目に合わせて実施されるミニ交流企画です。昭和生まれを対象にした少人数制の交流イベントとして、会場内テントで開催されます。
企画の詳細は以下の通りです。
- 対象
- 昭和生まれ(昭和世代)
- 定員
- 男女各15名程度の少人数制
- プログラム時間
- 90分(リラックスして話せる構成)
- 参加費
- 3,000円(うち2,000円分は夜市で使用可能な金券付き)
- 申込方法
- 公式サイトおよびInstagramで申込フォームを告知予定
この企画は、昭和世代が「無理なく、気楽に」交流できる場をつくることを目的としています。
約70ブースが集うナイトマーケット——食とクラフトが並ぶ冬の屋外市
今回は約70のブースが出店し、京都の飲食店やキッチンカー、クラフト作家らが集結します。ライトアップされた芝生広場に沿って店舗が並び、歩きながら冬の味覚や手仕事を楽しめる構成です。
出店内容は冬の季節性を意識したラインナップで、温かい料理やスイーツ、クリスマス前のハンドメイド雑貨や工芸品、ギフトに適したクラフト作品が揃います。
出店ジャンルの具体例
- 旬の食材を使った屋台メニュー(温かいスープ、煮込み、季節の惣菜など)
- 人気店によるあったか料理(店舗出店・キッチンカー含む)
- あったかスイーツ(温かいデザートや冬限定メニュー)
- 手仕事の工芸・アクセサリー・雑貨(ハンドメイド作品、工芸品)
- ギフト向けのクラフト作品(年末の贈り物に適した品々)
店舗は歩行動線を考慮して配置され、来場者が会場内を移動しながら様々な味や買い物を楽しめる設計です。冬の屋外マーケットとしてのにぎわい作りを重視しています。
公的支援・地域連携と開催概要
本イベントは、公益社団法人京都府観光連盟が推進する「京都 朝・夜観光」推進事業の採択事業です。日中に観光客が集中しがちな状況を夜間に分散させる取り組みの一環として位置づけられており、オーバーツーリズム対策と地域経済の活性化の両立を目指しています。
また、京都府および京都市による特設ブースを設置し、観光案内や文化体験、イベント情報の発信を行います。来場者が次に訪れたい場所や体験を見つけられるような情報提供を行う場となります。
開催の基本情報と運営
主催は合同会社 京都夜市プロジェクトで、会場運営や出店者調整、ステージ・体験プログラムの企画運営を担います。地域の学生や職人、飲食店、子どもたちの参加を通じて、多様な主体が協働する形でイベントが実施されます。
公的機関との連携により、観光客と地域住民の交流を促進する取り組みが実施される点が特徴です。夜間の賑わい創出に関する仕組みづくりが進められています。
開催概要(要点)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 日程 | 2025年12月13日(土) |
| 時間 | 15:00〜22:00 |
| 会場 | お東さん広場(東本願寺前/京都市下京区) |
| 入場 | 無料 |
| 主催 | 合同会社 京都夜市プロジェクト(所在地:京都市山科区) |
| 出店数(予定) | 約70店 |
| 来場実績(直近) | 10月(京都市役所前):約12,000人、11月(お東さん広場3日間):約30,000人、累計:9万人突破 |
| 特別企画 | 昭和100年ロマンス(男女各15名程度、90分、参加費3,000円(2,000円分金券付き)) |
| 公的支援 | 「京都 朝・夜観光」推進事業(公益社団法人京都府観光連盟)採択 |
この記事では、2025年12月13日に予定される第八回 京都夜市の開催内容を整理しました。ライトアップされた芝生広場、約70の出店、充実したステージ・体験プログラム、昭和世代向けのミニ交流企画といった構成が特徴です。公的支援の枠組みのもと、夜間経済や地域交流を意識した施策として位置づけられています。
冬の京都の夜における新たな風物詩として、観光と市民生活が交差する場の形成を目指した催しであることが伝わる内容です。