スペースデータ、Singulab発の共創出資を始動

Singulab Capital開始

開催日:12月4日

Singulab Capital開始
Singulab Capitalって何するの?
Singulab CapitalはスペースデータがSingulab会員の技術やアイデアをコミュニティと共に事業化する共創出資プログラム。資金提供に加え、会員を“拡張チーム”として伴走し、技術検証からマッチング、集客まで幅広く支援する仕組みです。
誰が対象でどれくらい出資されるの?
対象はSingulab会員の研究シーズやプロジェクトで、AI・宇宙・ロボティクス・XRなどのシンギュラリティ領域が中心。投資はシード〜アーリーで数千万円規模を想定し、共同創業者紹介や技術・経営の伴走支援も受けられます。

コミュニティを核に新たな事業創出へ—Singulab Capital の開始

株式会社スペースデータは、研究コミュニティ Singulab から生まれる技術・企画・事業を対象とした共創出資プログラム「Singulab Capital」を開始したと、2025年12月4日 12時00分に発表しました。発表は同社の本社所在地および代表者名とともに行われ、プログラムの概要や狙いが公表されています。

発表時の会社情報は以下の通りです。社名は株式会社スペースデータ、代表取締役社長は佐藤航陽、所在地は東京都港区虎ノ門 1-17-1 虎ノ門ヒルズビジネスタワー 15階、資本金は15億1300万円。Singulab Capital の詳細は Singulab の専用ページで案内されています(https://singulab.jp/investment)。

発表の位置付けと対象

Singulab Capital は従来のベンチャーキャピタルによる純投資とは異なり、コミュニティ参加者と一体となって事業化を目指す共創型インキュベーションモデルを採用しています。対象は Singulab 会員が取り組む技術シーズ、研究成果、アイデア、プロジェクトであり、コミュニティ発の取り組みを優先して支援します。

投資や支援はシンギュラリティ領域を中心に行われ、具体的には AI・宇宙・ロボティクス・XR などの先端分野に挑戦する個人やチームが対象です。スペースデータは、このコミュニティベースの取り組みに数千万円規模の出資を行い、事業化を後押しすることを明示しています。

Singulab Capital の具体的な仕組みと支援メニュー

Singulab Capital は「コミュニティを通して未来事業を育てる」ことを目的とした共創出資プログラムです。出資のみならず、コミュニティと並走して事業を育てるための伴走支援を重視しています。

投資フェーズはシードからアーリーにかけてで、資金規模は数千万円。資金提供と同時に、コミュニティ人材を活用した多面的な支援が行われます。支援の核となるのは、Singulab の会員ネットワークを“拡張チーム”として活用する点です。

支援内容の具体例

公開された支援メニューは多岐にわたります。資金だけでない実務的なサポートを組み合わせることで、技術検証から事業拡大までをカバーします。

  • 共同創業者・初期メンバーの紹介
  • 事業戦略、資金調達、経営ノウハウの提供
  • 宇宙×AI・XR など複合技術の開発における伴走支援
  • 取引先、金融機関、研究機関とのマッチング
  • 集客、採用、広報の支援
  • コミュニティメンバーからのフィードバックによる高速改善

これらは個々のプロジェクトのニーズに応じて組み合わせられ、単発の助言にとどまらない継続的な伴走が想定されています。Singulab 会員の持つ専門性やネットワークが、事業開発の実務を支える点が特徴です。

抱える課題とコミュニティでの解決アプローチ

プレスリリースでは、シンギュラリティ領域に挑むスタートアップが直面する課題を具体的に整理しています。これらの課題に対して、Singulab Capital はコミュニティの集合知を活用して対応する方針を示しています。

挙げられた主な課題は次の通りです。領域ごとに必要な専門性が広く深いため、単独の起業家だけでは対応が難しいこと、専門的なネットワークが成果創出に不可欠であること、初期フェーズでの深い技術検証・学習環境の必要性、そして未来産業では社会的理解や市場形成に時間がかかる点です。

集合知を活かす意義

Singulab Capital のアプローチは、これらの課題に対して「コミュニティの集合知」を通じて事業化の確率を高める点にあります。研究者、エンジニア、起業家といった多様なメンバーが、必要な局面で技術支援や市場知見、人材紹介などを行い、単独では到達しにくい成果を目指します。

スペースデータ代表取締役社長 佐藤航陽のコメントとして、未来産業においては技術、思想、社会実装を横断する集合知が必要だとし、Singulab Capital はコミュニティを通じて「未来を創る事業」を生み出し育てる仕組みであると述べられています。知識や研究の蓄積だけでなく、実際の事業化プロセスをコミュニティ全体で支える点が強調されています。

Singulab とスペースデータの役割、関連情報

Singulab はポスト・シンギュラリティ時代を牽引する未来人材の育成を目的としたメンバーシップ型コミュニティです。AI、宇宙、XR、ロボティクスといった領域について、知識と実践を体系的に提供することを掲げています。コミュニティの枠組みを通じて、研究シーズから事業化までの流れを支える役割が明示されています。

スペースデータは「宇宙を誰もが活用できる社会へ」というミッションのもと、宇宙と AI の融合により新たな産業や社会基盤を創造するテクノロジースタートアップです。デジタルツイン技術を活用した地球・宇宙環境の精密再現や、宇宙ロボット・宇宙ステーションの運用基盤開発などを事業領域に挙げています。

公表された関連リンクと問い合わせ先

プログラムおよび関連情報は下記の公式ページなどで案内されています。詳細な手続きや問い合わせは会社の問い合わせフォーム経由で行います。

Singulab Capital(案内ページ)
https://singulab.jp/investment
Singulab 公式
https://singulab.jp/
スペースデータ 公式サイト(NEWS)
https://spacedata.jp/news
会社公式サイト
https://spacedata.jp
問い合わせフォーム
https://spacedata.jp/contact
ソーシャル・採用
X https://x.com/spacedatainc / LinkedIn https://www.linkedin.com/company/spacedatajp/ / 採用情報 https://www.wantedly.com/companies/spacedata/projects

また、プレスリリース素材として同資料内で使用されている画像ファイルのダウンロードが可能である旨が案内されています。報道や取材に際しては、掲載元の案内に従って素材を利用することが想定されています。

要点の整理

以下の表に本件の主要事項を整理しました。発表日、対象、支援内容、会社情報、関連リンクをまとめて示します。

項目 内容
発表日 2025年12月4日 12時00分
発表組織 株式会社スペースデータ(代表取締役社長 佐藤航陽)
プログラム名 Singulab Capital(共創出資プログラム)
対象 Singulab 会員が取り組む技術シーズ、研究成果、アイデア、プロジェクト(AI・宇宙・ロボティクス・XR 等)
投資規模 シード〜アーリーで数千万円規模の出資
支援の特徴 コミュニティと一体での事業育成、共同創業者紹介、技術開発伴走、マッチング、集客・採用・広報支援 等
会社所在地 東京都港区虎ノ門 1-17-1 虎ノ門ヒルズビジネスタワー 15階
資本金 15億1300万円
関連リンク https://singulab.jp/investment / https://singulab.jp/ / https://spacedata.jp/news / https://spacedata.jp/contact

Singulab Capital は、コミュニティの集合知を活用してシンギュラリティ領域の事業化を目指す取り組みとして位置づけられます。投資と伴走支援を組み合わせることで、技術的に高度で網羅的な支援が求められる領域に対する新たなインキュベーション手法を提示しています。

参考リンク: