12月10日開幕|ジャパンビルド東京で“人の手いらず”体験
ベストカレンダー編集部
2025年12月4日 20:09
ジャパンビルド東京
開催期間:12月10日〜12月12日
“人の手いらず”が現実に──展示会で見えるスマート革命の全体像
RX Japan株式会社が主催する「第10回 JAPAN BUILD TOKYO -建築・土木・不動産の先端技術展-」は、2025年12月10日(水)から12日(金)まで東京ビッグサイトで開催されます。プレスリリースは2025年12月4日17時40分に発表され、会期中はAIやIoTを活用した防犯・省エネ・衛生・人手不足解消のための最新技術が一堂に会します。
発表資料によれば、今年は出展社数550社、来場者数は36,000名を見込んでおり、住まいやオフィスの運用に直接影響を与える「見て・触れて・体験する」展示やデモンストレーションが多く予定されています。取材申し込みや一般来場の登録は主催側の案内に従ってください。
取材希望や出展社インタビュー、デモ撮影の調整については事務局でスケジュール調整が可能で、事前の相談にも応じると明記されています。電話問い合わせ先は 03-6739-4127 です。展示会の公式情報は以下のイベントページから確認できます:https://www.japan-build.jp/tokyo/ja-jp.html?utm_campaign=prtimes_120204&utm_medium=other&utm_source=other。
働き方と清潔管理を変える具体的なソリューション
会場では、人手不足や衛生管理の負担を低減するためのロボット、アバター、速乾・吸引式乾燥機器など、多彩なソリューションが紹介されます。ここではプレスリリースで紹介された出展製品を企業ごとに整理して、その特徴を具体的に伝えます。
各製品は実際の現場での省力化・品質向上を目的に設計されており、商業施設、オフィス、医療・食品現場、家庭といった導入先が明確です。以下に示す各社・製品の機能と想定導入効果を整理します。
働き方革命:ロボット・アバターによる業務代替と新たな雇用形態
人手不足に対する回答として、受付・案内・接客を担うロボットやアバター型サービスが出展されます。業務の省人化だけでなく、観光案内や教育、リモート接客による新たな付加価値創出も意図されています。
具体的には以下の製品が紹介されています。
- (株)エルコム:IoT搭載ゴミ箱。自動圧縮機能で従来比約4倍の収納力を実現し、遠隔モニタリングで袋交換のタイミングを通知。回収頻度と作業負担を大幅に削減する。
- 丸文(株):多言語対応AIロボット「Kebbi Air」。受付・案内・集客・商品説明を自動化し、自然な会話と動作で来訪者に対応。観光案内や教育現場への適用も想定される。
- AVITA(株):アバター×AIを活用したオンライン接客サービス。リモートでの接客や無人化された店舗・受付の実現により、売上・契約の増加と人手不足の解消を目指す。遠隔地から働けるアバターワーカーという新しい雇用形態を提案する。
- 期待される効果
- 受付・案内・接客の省人化、24時間対応の実現、人件費・運用コストの削減、新たな雇用機会の創出。
- 導入先の例
- 商業施設、観光案内所、企業受付、教育機関、サービス業の店舗。
清潔革命:菌飛散を抑える乾燥技術と低コスト速乾
衛生管理の考え方が“守る”から“高める”へと移行している点が強調されています。医療・食品分野で求められる基準に適合する技術が展示されます。
出展製品の要点は以下のとおりです。
- (株)テクノテック:速乾タオルウォーマー。電気ヒーターで加熱した不凍液を循環させ、自然乾燥の約2/3以下の時間でふっくらと乾燥。異常加熱防止、安全設計、漏電保護プラグ付きで消費電力80W以下の低コスト運用が可能。
- (株)メイホウ:吸引式ハンドドライヤー。吹付式と異なり手の水分を吸引しながら乾燥する構造で、粒子飛散量を約99.7%削減。医療機関や食品工場など、飛散抑制が必要な現場に適した仕様。
- 衛生面のメリット
- 乾燥時間短縮に伴うタオルの衛生保持、感染リスク低減、運用コスト削減。
- 導入の場面
- 医療機関、食品工場、宿泊施設、公共施設、家庭の洗面所。
スイッチからワイヤレス給電まで──住まいとオフィスを一気にスマート化
電池や配線の制約を解く製品群が「未来の住まい・オフィス」を提示します。配線不要のスイッチや空間伝送型ワイヤレス給電、設備を統合制御するスマートビルディング向け技術などが並び、内装やリフォームのハードルを下げる設計が特徴です。
これらの技術は省エネと快適性の両立を狙い、既存施設への導入もしやすい点が訴求されています。会場でのデモにより、実使用時の感覚を確認できる場面が多く用意されています。
主な出展製品と特徴
- リュウド(株):押す力で発電する特許取得のスイッチ。電池・配線が不要で無線信号を送信するため、リフォームやオフィス改装時に省施工で導入可能。調光・調色にも対応。
- エイターリンク(株):空間伝送型ワイヤレス給電を用いたオフィス向けソリューション。机や壁に設置したセンサーが温湿度データを空調に連携し、人体の近くの温度取得により快適性向上と電気代最大26%削減を見込む。
- プライム・スター(株):照明・空調・ブラインド・セキュリティ等を総合制御するスマートビルディング向けの国際標準技術。住宅・オフィス・ホテル・医療施設での導入実績を背景に、設備統合による運用効率化を目指す。
- 導入効果の指標
- 電力量削減(最大で公表値26%の例)、設置工数の削減、既存建築物への適応性向上。
- 対象建築
- 戸建住宅、マンション、商業オフィス、医療・福祉施設、ホテル。
防犯・資産管理の刷新──顔認証×AIで監視と管理が自動化
顔認証やAI解析を活用した防犯・資産管理ソリューションは、なりすまし防止や持出記録の自動化、リアルタイムの動線解析など、監視運用そのものを変える可能性を示します。高解像度カメラやAIエージェント一体型の機器など、多岐にわたる展示が予定されています。
ここではプレスリリースにある各社と製品の機能を整理します。
出展製品の概要
- NTT東日本(株):ハイブリッド型AIカメラ。4K高画質と標準搭載のAIにより、人物・車両検知、顔認証、動線・行動解析などを行う。低通信負荷と10年保証が特徴で、現場監視の省力化と精度向上を両立する。
- (株)グラモ:日本初のAIエージェント搭載住宅向けIoT製品。インターホン、家電制御、スマートロック、防犯、見守りを一台に統合し、鍵管理や現地対応を不要にすることでスマートホーム化を推進する。
- (株)宮川製作所:顔認証とRFIDを融合したセキュリティ強化型キャビネット。鍵や薬品、重要書類の持出・返却履歴を自動記録し、管理工数を削減。顔認証の認識速度は最短0.2秒。
- 防犯・管理面の利点
- 即時性の高い監視・異常検知、なりすまし防止、資産の利用・持出履歴の自動記録、監査トレースの精度向上。
- 適用先
- オフィス、住宅、医療・研究施設、倉庫、官公庁施設。
展示会の開催概要と取材案内のまとめ
本展示会は、建築・土木・不動産分野における先端技術を一堂に集める場として位置づけられており、来場者や出展社ともに実用導入・協業の検討につながる実務的なイベントです。会期中はテレビ映えするデモンストレーションも多数予定されています。
取材の申込や出展社へのインタビュー、デモ撮影を希望する場合、事務局でスケジュール調整が可能です。事前に取材対象やテーマの相談を受け付ける旨が明記されていますので、取材計画を立てる際は連絡先を活用してください。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 展示会名 | 第10回 JAPAN BUILD TOKYO -建築・土木・不動産の先端技術展- |
| 会期 | 2025年12月10日(水) – 12日(金) |
| 会場 | 東京ビッグサイト |
| 主催 | RX Japan株式会社 |
| 出展社数(見込み) | 550社 |
| 来場者数(見込み) | 36,000名 |
| プレスリリース日 | 2025年12月4日 17:40 |
| 主な出展技術・製品(抜粋) |
|
| 取材申込・問い合わせ | 取材申し込みフォームは展示会公式ページを参照。電話: 03-6739-4127 |
| 公式URL | https://www.japan-build.jp/tokyo/ja-jp.html?utm_campaign=prtimes_120204&utm_medium=other&utm_source=other |
本稿では、プレスリリースに記載された出展企業と製品の情報を網羅して整理しました。展示会では紹介した各技術のデモンストレーションが行われるため、実際の動作や導入イメージを確認することで、現場適用の可否や導入効果をより具体的に評価できます。取材や詳細確認を希望する場合は、事務局(電話: 03-6739-4127)や公式ページの案内に従って申し込むことが可能です。
参考リンク: