岡山大学、OTEX出展でR&D ShowcaseとOI-Startを紹介
ベストカレンダー編集部
2025年12月5日 05:57
岡山大学の産学連携展示
開催期間：11月12日〜11月13日
OTEX会場で示された岡山大学の産学連携の姿
国立大学法人岡山大学は、2025年11月12日と13日に開催された技術展示商談会「おかやまテクノロジー展（OTEX）」に出展し、岡山大学R&D Showcase 2025やおかやまデジタルイノベーション創出プラットフォーム（OI-Start）、および大学が推進する産学連携の仕組みを紹介しました。OTEXは県内外から200社を超える企業が出展し、来場者は約1万2千人に上る中四国最大級の技術展示商談会です。
出展に際しては、R&D Showcaseのポスターや産学連携パンフレット等の資料を会場に設置し、産学連携コーディネーターや事務職員が常駐して来場者との対話にあたりました。展示ブースでは共同研究や技術相談の流れ、OI-Startの役割、社会実装に向けた取り組みを具体的に説明しました。
会場での具体的な対応と来場者の反応
展示ブースでは、来場した企業、自治体、支援機関を対象に個別相談や情報提供を行いました。来場者にはR&D Showcaseの資料を配布し、研究シーズの発信に加えて研究者との交流の場としての期待が高い点が指摘されました。
展示中は、産学連携コーディネーターが技術相談の初期段階から共同研究の提案、産学連携に至るまでの実務的な流れを説明するとともに、事務職員が問い合わせ窓口や手続きに関する案内を行いました。そうした現場での対話は地域企業との交流機会を拡大する場となりました。
- 展示期間：2025年11月12日〜11月13日
- 出展企業数：200社超
- 来場者：約1万2千人
- 展示物：R&D Showcaseポスター、産学連携パンフレット等
岡山大学が提示する連携の仕組みと具体サービス
本学が説明した連携の枠組みは、研究シーズの発信から企業と研究者のマッチング、共同研究の実施、研究成果の社会実装に至る一連の流れを含みます。特にR&D Showcaseは研究シーズの見える化と、研究者と企業の交流を促進する仕組みとして紹介されました。
また、OI-Startはデジタル技術を活用した地域のイノベーション創出を支援するプラットフォームとして位置付けられており、地域企業との共創や課題解決に向けた相談窓口の役割が強調されました。
企業向けの提供メニューと相談フロー
岡山大学は企業の多様な課題に対応するために、研究相談、共同研究、技術移転、スタートアップ支援、コアファシリティの共同利用など複数のメニューを用意しています。これらは産学連携本部や研究・イノベーション共創機構を通じて案内されています。
会場で配布された資料では、相談から契約、研究遂行までの一般的な流れが示されており、問い合わせ先や窓口情報も明記されていました。初期相談は産学官連携本部が受付け、案件に応じて専門部門や病院等の関連部署につなぐ形が取られます。
- 初期相談：産学官連携本部（問い合わせ窓口）
- マッチング：研究者・コーディネーターの紹介
- 共同研究・契約：研究遂行の体制整備
- 研究機器共用や技術移転：必要に応じコアファシリティ利用
- 社会実装支援：スタートアップ・事業化支援
関連機関・連絡先と参照できる資料
展示で示された取り組みや資料は、ウェブ上で詳細が確認できるように整理されています。R&D Showcaseの解説ページや、企業向けにまとめられた「岡山大学ができること」メニューなどが公開されています。
連絡先は目的別に複数設置されており、製薬・医療機器企業向け、医療関係者向け、研究機器共用に関する問い合わせ、スタートアップ・ベンチャー支援まで、それぞれの担当窓口が案内されています。
- 岡山大学（総合情報）
- https://www.okayama-u.ac.jp/
- 岡山大学 研究・イノベーション共創機構
- https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/
- おかやまテクノロジー展（OTEX）
- https://www.optic.or.jp/otex/
- OI-Start（おかやまデジタルイノベーション創出プラットフォーム）
- https://oistart.okayama-u.ac.jp/
- R&D Showcase 2025
- https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/kigyo/r_and_d_showcase/
以下は展示資料や問い合わせ先の主な連絡先です。メールアドレスはプレスリリース表記に従い「◎」に置き換えた表記があります。
| 担当 | 窓口 | 電話／E-mail |
|---|---|---|
| 研究・イノベーション共創機構 産学官連携本部（本件お問い合わせ） | 岡山大学津島キャンパス 本部棟 | TEL: 086-251-8918 E-mail：co-creation◎adm.okayama-u.ac.jp |
| 岡山大学病院 新医療研究開発センター（製薬・医療機器企業関係） | 岡山大学病院 | http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/ph_company/ |
| 岡山大学病院 研究推進課（医療関係者・研究者） | 研究推進課 産学官連携推進担当 | TEL：086-235-7983 E-mail：ouh-csnw◎adm.okayama-u.ac.jp |
| 産学官連携相談（一般） | 産学官連携本部 | TEL：086-251-8463 E-mail：sangaku◎okayama-u.ac.jp |
| 研究機器共用（コアファシリティ） | チーム共用（タスクフォース） | TEL：086-251-8705 FAX：086-251-7114 E-mail：cfp◎okayama-u.ac.jp |
| スタートアップ・ベンチャー関連 | スタートアップ・ベンチャー創出本部 | E-mail：start-up1◎adm.okayama-u.ac.jp |
展示の位置づけと公開情報の全体整理
OTEXでの展示は、地域企業との接点を広げる場となった一方で、岡山大学としては研究成果の社会実装と産業界との共創をさらに推進する方針が示されました。出展内容はR&D Showcaseの周知に加え、OI-Startや各種支援メニューの案内を通じて、具体的な連携の入口を提供するものでした。
この章では、展示で紹介された情報と関連資料、参考リンクを整理し、読み手が必要な情報にすぐ到達できるようにまとめます。以下の表は記事で扱った主要項目を整理したものです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| イベント名 | おかやまテクノロジー展（OTEX） |
| 開催日 | 2025年11月12日・13日 |
| 出展企業数 | 200社超 |
| 来場者数 | 約1万2千人 |
| 紹介した主な取り組み | 岡山大学R&D Showcase 2025、OI-Start、産学連携の仕組み、共同研究、技術相談の流れ |
| 配布資料 | R&D Showcaseポスター、産学連携パンフレット、企業向けメニュー（PDF） |
| 関連ウェブ | https://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id14819.html、R&D Showcase等の各ページ（本文参照） |
| 主要窓口 | 研究・イノベーション共創機構 産学官連携本部（TEL:086-251-8918、co-creation◎adm.okayama-u.ac.jp）ほか |
この記事では、OTEXでの出展内容と岡山大学が提供する産学連携の仕組み、主要な問い合わせ先と関連資料を網羅的に整理しました。会場で提供された情報はウェブ上の各ページに掲載されており、詳細は該当するリンクを参照することで確認できます。
参考リンク：
