12月12日発売 TUF BE9400で作る快適WiFi7ゲーミング環境

次世代WiFi 7で描く、低遅延かつ広範囲なゲーミング環境

ASUS JAPAN株式会社は2025年12月5日10時00分に、トライバンドWiFi 7対応のゲーミングルーターTUF Gaming BE9400を発表しました。本製品は最大9,400Mbpsの通信速度と、320MHzチャネル、4096-QAM、そしてMulti-Link Operation（MLO）を組み合わせることで、広い居住空間やスマートホーム機器が多数存在する環境でも安定した通信を実現します。予約開始は2025年12月10日（水）、発売日は2025年12月12日（金）です。

MLOの採用により、2.4GHz、5GHz、6GHz帯の複数周波数を同時または切替利用することで接続の冗長性が高まり、回線混雑時や帯域切り替え時のレイテンシ低下を抑制します。ASUSの公式情報では、約2,500平方フィート（約230平方メートル）までのカバー領域を想定しており、4Kストリーミングやオンライン対戦、複数端末の同時接続を前提とした利用に対応する設計がなされています。

MLOとWiFi 7がもたらす通信の安定と効率

MLO（Multi-Link Operation）は帯域を束ねることで、単一チャネルでの突発的な干渉や速度低下に対する耐性を高めます。具体的には、ある帯域でのパケットロスが発生した場合でも別帯域での通信を継続させることで、レイテンシの急増や接続切断を低減します。

この特性はFPSなどのリアルタイム性を求められるタイトルや、夜間の回線混雑時間帯におけるラグの低減に有効です。大規模マップの読み込み遅延、ボイスチャットの遅延、配信のバッファリングといった課題の抑制に寄与するため、競技志向のプレイヤーや高品質配信を行うユーザー向けの設計といえます。

カバレッジとマルチデバイス活用の実用性

製品は約2,500平方フィート（約230平方メートル）をカバーすることが想定され、複数部屋にまたがる家庭やワンフロアの広い空間での利用に対応します。WiFi 7の広帯域と高QAMの組み合わせにより、大容量データの伝送や複数ストリームの同時処理が効率化されます。

これにより、ゲームプレイ中に家族が同時に動画視聴やスマート家電を利用していても、ゲーム側の通信品質を確保しやすく設計されています。

ゲーミングに特化した接続機能とネットワーク管理

TUF Gaming BE9400は、ゲーミング用途に特化したハードウェアおよびソフトウェア機能を備えています。本体には3基の2.5G LANポートと1基の2.5G WANポートを搭載しており、合計でクアッド2.5Gポート構成を実現します。専用ゲーミングポートやワンタップでのゲーム優先設定、OpenNAT対応など、オンライン対戦を意識した機能を備えています。

ネットワーク管理面では、「ASUS Router」アプリを通じて用途別にSSIDを分離（IoT用、VPN用、キッズ用、ゲーム用など）でき、家庭内ネットワークのセグメント化が行えます。これによりセキュリティや帯域管理が容易になります。

ポート構成とゲーム優先設定の詳細

本体のポートは3基の2.5G LANと1基の2.5G WANを備え、ゲーミングPCや家庭内の高帯域デバイスに対応します。専用ゲーミングポートに接続された端末は自動的に優先トラフィックに設定され、オンライン対戦時の応答性が向上します。

さらにモバイルゲームモードが用意され、スマートフォンでのバトルロイヤルやMOBAタイトルに対してワンタップで最適化を行うことができます。OpenNAT機能はNAT設定の複雑さを自動化し、フレンドとのセッション作成やP2Pマッチングをスムーズにします。

アプリ連携・VPN・セキュリティまでの統合管理

ASUS RouterアプリはWireGuard、OpenVPN、IPSecなどのプロトコルに対応し、外出先からの接続やリージョン切替、リモートアクセスの用途にも利用できます。最大30台のVPNクライアントを同時接続可能であり、多様な利用シーンに応じた接続管理が行えます。

セキュリティ面ではAiProtectionとSafe Browsingが搭載され、フィッシングやマルウェアの検出・ブロックを行います。これにより、ゲームアカウントの不正アクセス対策や家庭内デバイスの保護が強化されます。また、WiFi 7強化版のAiMeshに対応しており、将来的なメッシュネットワークの拡張性も確保しています。

ハードウェア仕様と発売情報の詳細

TUF Gaming BE9400は、TUF基準の検証を通過した高い信頼性と耐久性を確保しています。内部は1.5GHzのクアッドコアプロセッサを採用し、高負荷時でも安定した処理が期待されます。本体サイズは320 x 179 x 191mm、質量は764gです。

予約開始は2025年12月10日（水）、発売日は2025年12月12日（金）で、全国の家電量販店及びオンラインストアで順次取り扱いが開始されます。製品の詳細や最新情報はASUSの製品ページに掲載されています（https://www.asus.com/jp/networking-iot-servers/wifi-routers/asus-gaming-routers/tuf-gaming-be9400/）。

主要スペックの一覧

以下は本製品の主要なハードウェア仕様と通信速度に関する詳細です。各周波数帯の構成と最大速度は製品発表情報に基づきます。

同梱物・耐久性・サポート

同梱物は本体（TUF-BE9400）、RJ-45ケーブル、電源アダプター、クイックスタートガイド、保証書です。TUF認証に基づく検証をクリアしており、長期的な使用を見据えた信頼性と耐久性が確認されています。

また、USBによる4G/5Gテザリングに対応しているため、光回線の保守やメンテナンス時でも代替回線として接続し、配信やオンラインプレイの継続が可能です。製品の詳細情報やサポートはASUS公式サイトおよびASUS JAPANの公式Xアカウントで案内されます。

まとめと製品主要項目一覧

ここまでの内容を整理すると、TUF Gaming BE9400はWiFi 7の広帯域性能とMLOによる接続安定性、ゲーミングに配慮したポートとソフトウェア機能、ASUS独自のセキュリティと管理機能を統合したモデルです。予約開始は2025年12月10日（水）、発売日は2025年12月12日（金）で、全国の家電量販店やオンラインストアで取り扱いが開始されます。

以下の表に本製品の主要項目をまとめます。情報はASUS JAPANの発表資料に基づき記載しています。

本稿はASUS JAPAN株式会社による発表資料に基づき、製品の技術仕様、搭載機能、発売スケジュールおよび同梱物などの情報を整理して伝えるものです。導入を検討する際は、製品ページや販売店の情報、最新のサポート情報を合わせて確認してください。