ワンプレートせいろが大賞に クックパッド食トレンド2025

ワンプレートせいろ大賞

開催日:11月26日

ワンプレートせいろ大賞
ワンプレートせいろって何がそんなに注目されてるの?
せいろ一つで主菜・副菜・主食を同時に蒸してそのまま食卓に出せる「ワンプレート」使いが定着し、洗い物削減や油を使わないヘルシー調理としてSNSで拡散、クックパッドが大賞に選出しました。
せいろって毎日使える?レシピはどこで探せばいい?
普段使い向けにアレンジされたレシピが増えており、蒸し野菜や一緒に炊くご飯など日常メニューが主流。クックパッドの特設ページや「#せいろ飯」投稿で多くの実例と作り方が見つかります。

ワンプレートせいろ──2025年にせいろが日常調理器具へと変わった理由

クックパッドが発表した「食トレンド大賞2025」において、最優秀に選ばれたのはワンプレートせいろでした。発表は2025年11月26日(水)に池尻大橋のクックパッド本社オフィスで行われ、報道関係者向けの解説とともに料理展示・試食が実施されました(発表リリース:2025年12月4日 18時12分)。

これまで「点心を蒸す特別な日の調理器具」という印象が強かったせいろが、2025年は「毎日の料理に使えてヘルシーな食事が実現する調理器具」として再定義されました。主菜・副菜・場合によっては主食までをせいろ一つで同時に調理でき、そのまま食卓に出せる「ワンプレート」的な使い方が定着したことが評価され、大賞に選出されています。

クックパッド「食トレンド大賞2025・食トレンド予測2026」発表会レポート|食トレンド大賞は「ワンプレートせいろ」 画像 2

日常化の背景とSNSでの広がり

せいろが日常的に使われるようになった背景には、調理の手間削減やヘルシー志向の高まり、そして調理器具の多機能化があります。せいろを活用した“同時調理”の発想は、一度に複数品を蒸すことで洗い物が減り、油を使わず加熱できることから健康面の利点も享受できます。

また、SNS上で「#せいろ飯」などの投稿が急増した点も指摘されました。視覚的に完成形が伝わりやすく、料理の見栄えが良いことからシェアされやすく、ユーザー間で利用法やアレンジが拡散したことが影響しています。

  • 大賞:ワンプレートせいろ(せいろ一つで主菜・副菜・主食を同時調理)
  • 選出理由の要点:日常利用への定着、ヘルシー調理、SNSでの拡散
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食トレンド大賞2025のランキングと選出された項目の解説

発表会ではランキング形式で「食トレンド大賞2025」が紹介され、1位から順に選出理由の解説が行われました。会場にはテレビ局や出版社など多数の報道関係者が来場しており、説明と実物展示を合わせて今年の食シーンの傾向が共有されました。

以下は、発表されたランキングと選ばれた項目の一覧および簡潔な解説です。説明はクックパッドが提示した選出背景に基づきます。

順位 トレンド項目 簡単な解説
1位 ワンプレートせいろ せいろを日常調理へと転換、同時調理で一皿完結の発想が定着しSNSで拡散
2位 麻辣湯(マーラータン) 辛味と旨味を組み合わせた中華スープの人気継続、カスタマイズ性も評価
3位 かさまし料理 食材の量や満足感を上げる工夫としての定着(例:チャーハンのかさまし)
その他 カスタムティー、おうちタコス、もちもち系ドーナツ、タイパ冷凍調理 飲料の個別化、手作りタコスの定着、スイーツの食感志向、効率重視の冷凍調理法
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各項目の具体例と会場での紹介

会場では実際の料理見本を並べ、メディアに対してそれぞれの使い方や味の特徴が説明されました。たとえば「かさまし料理」では、実際にチャーハンに食感やボリュームを付ける増量テクニックを用いた試食が用意されました。

「もちもち系ドーナツ」は食感を重視したスイーツとして注目され、「カスタムティー」は茶葉やトッピングを好みに合わせて組み合わせる楽しみが解説されました。「タイパ冷凍調理」は調理の時短と効率化を兼ねた冷凍食品の利用法が示されました。

  • かさまし料理(チャーハン等)—満足度と節約を両立
  • カスタムティー—個人の好みに合わせる飲料の多様化
  • おうちタコス—家庭での手作りタコス文化の広がり
  • もちもち系ドーナツ—食感重視のスイーツトレンド
  • タイパ冷凍調理—効率化を重視した冷凍調理テクニック
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食トレンド予測2026と発表会での試食・撮影の状況

同発表会では、2026年に兆しがあると予想される7項目の「食トレンド予測2026」も併せて発表されました。選ばれた項目は、一汁三菜ボウル、ビリヤニ、フュージョン薬膳、煮込まないスープ、空心菜、サゴ、海藻です。

これらは来年の食卓を多様化させる要素として注目されています。発表後には発表会場で対象メニューの試食が行われ、来場したメディア関係者が味や見た目を撮影しながら確認しました。

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試食で提供されたメニューとメディアの反応

試食会では食トレンド大賞2025の料理や、食トレンド予測2026の候補が並び、来場者は実際に味わいながら各項目の魅力を体感しました。提供された代表的なメニューは次の通りです。

  1. 大賞関連:かさまし料理(チャーハン)、もちもち系ドーナツ、カスタムティー
  2. 予測関連:フュージョン薬膳、煮込まないスープ、サゴ

試食ブースの傍らには撮影ブースも設けられ、料理写真を撮影するメディアの姿が目立ちました。なお、試食で提供された料理の多くはクックパッド上でレシピが公開されています。

試食の目的
選出項目の味・調理法を実体験してもらい、メディアが正確に報道できるようにすること。
撮影ブース
レシピの見た目や盛り付けを撮影するための専用コーナーを用意。
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選出方法、クックパッドの関連サービスと開催概要

「食トレンド大賞」「食トレンド予測」は、クックパッドが毎年選出・発表しているもので、2017年から続く取り組みとして今回で9回目の開催です。選定はクックパッドの検索・アクセスデータやニュースメディアの動向、SNSや外部メディアでの話題、有識者の注目動向など複数の視点をもとに独自に行われています。

具体的なデータソースとしては、クックパッドの食の検索データサービス「たべみる」の利用や、ニュースメディア「クックパッドニュース」の記事動向が活用されています。これらは食材や地域、季節、食用シーンなどの切り口で分析を行えるビッグデータサービスです。

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データソースと選出プロセスのポイント

選出にあたって使用された主な情報源は次のとおりです。複数の定量・定性データを組み合わせて総合的に判断しています。

  • クックパッド検索・アクセスログ(たべみる): 食の検索データサービス。URL: https://ad.cookpad.jp/tabemiru
  • クックパッドニュース: 月間PV約3500万、SNS累計フォロワー数約980万人のニュースメディア。URL: https://news.cookpad.com/
  • SNSや外部メディアでの話題性、有識者の指摘やトレンド傾向

これらを踏まえてクックパッドが独自に7項目やランキングを決定し、発表に至っています。

クックパッドの概要と発表会の基本情報

クックパッド株式会社は「毎日の料理を楽しみにする」をミッションに掲げ、レシピ投稿・検索サービスを中心に世界67カ国・地域、26言語で展開しています。関連サービスには料理のAIコーチングサービス「moment」、生鮮食品オンライン市場「クックパッドマート」などがあります。

発表会の開催概要や会社情報は以下の通りです。プレス向け情報として公式リンクも示されました。

項目 内容
発表会日時 2025年11月26日(水)
リリース掲載日時 2025年12月4日 18時12分
開催場所 クックパッド本社オフィス(東京都目黒区大橋2-22-44、池尻大橋)
参加者 テレビ局、出版社など多数の報道関係者
公式情報リンク https://static.cookpad.com/campaign/foodtrend/

会社の基本情報は以下の通りです。資本構成や従業員数等は2025年9月末時点の数値が示されました。

  • 社名:クックパッド株式会社(https://info.cookpad.com)
  • 本社所在地:〒153-0044 東京都目黒区大橋2-22-44
  • 代表執行役:佐野 陽光(さの あきみつ)
  • 資本金:50,000千円(2025年9月末)
  • 設立:1997年10月1日
  • 従業員数:95人(2025年9月末 連結ベース)
  • 主要事業:毎日の料理を楽しみにする事業(レシピサービス、moment、クックパッドマート等)

発表内容の要点まとめ

この記事の最後に、発表会で示された主要事項をわかりやすく表にまとめます。以下の表は発表日、会場、受賞項目、ランキング、予測項目、関連リンク、クックパッドの基本情報を整理したものです。

項目 概要
発表会開催日 2025年11月26日(水)
リリース日時 2025年12月4日 18時12分
開催場所 クックパッド本社オフィス(池尻大橋、東京都目黒区大橋2-22-44)
食トレンド大賞2025(1位〜) 1位:ワンプレートせいろ、2位:麻辣湯(マーラータン)、3位:かさまし料理、その他:カスタムティー/おうちタコス/もちもち系ドーナツ/タイパ冷凍調理
食トレンド予測2026(7項目) 一汁三菜ボウル、ビリヤニ、フュージョン薬膳、煮込まないスープ、空心菜、サゴ、海藻
試食での提供例 かさまし料理(チャーハン)、もちもち系ドーナツ、カスタムティー、フュージョン薬膳、煮込まないスープ、サゴ 等(多くはクックパッドにレシピ掲載)
選出根拠 クックパッドの検索・アクセスデータ(たべみる)、クックパッドニュース、SNSや各種メディアでの話題性、有識者の所見等を複合的に分析
公式リンク https://static.cookpad.com/campaign/foodtrend/(食トレンド特設ページ)
クックパッド会社概要(要旨) 社名:クックパッド株式会社、代表:佐野 陽光、資本金:50,000千円(2025年9月末)、従業員数:95人(連結、2025年9月末)

発表会では視覚・聴覚・味覚の三方向でトレンドを体験できる構成が採られ、メディアは実物とデータの双方から2025年の傾向と2026年の兆しを取材しました。詳細なレシピや解説はクックパッドの特設ページやニュースページで案内されています。

参考リンク: