Tumugiが新ノンワイヤーブラ『ふっくらとろけるブラ』発売

ふっくらとろけるブラ発売

開催日:12月5日

ふっくらとろけるブラ発売
新しいブラって今のブラトップと何が違うの?
名称変更だけでなく生地設計を一から見直し、テンセルモダール主体の素材と下から支える補整パターンで「ふっくら上向き」とワイヤーなしの快適性を両立しています。
いつから買える?値段やサイズは?
発売は2025年12月5日、税込価格は5,700円。サイズはS/M/Lで、カラーはSand Beige、Noir Blackに新色Mink Brownを追加、公式サイト等で販売開始です。

快適さを諦めない、新しいノンワイヤーブラの登場

株式会社Tumugi Worksは2025年12月5日午前9時30分に、従来の「Tumugi ブラ エッセンシャル」を名称変更し、新カテゴリー名「ふっくらとろけるブラ」として製品展開を開始すると発表しました。同時に新色としてMink Brownを追加し、既存色のSand Beige、Noir Blackと合わせて販売します。

今回の刷新は単なるネーミング変更にとどまらず、生地設計から見直した次世代のノンワイヤーブラとして位置づけられています。Tumugiは製品の狙いを「上向きのシルエット」と「快適な着心地」の両立と定め、ブラトップの快適性を維持しつつバストの丸みと位置を保つことを目標に開発を進めてきました。発売日は2025年12月5日、税込価格は¥5,700です。

女性の“胸の垂れ悩み”と“快適性”のジレンマを解決 画像 2

ブラトップ普及と女性の抱える“垂れ”への不安

ブラトップが普及した背景には、2008年にUNIQLOが導入したカップ付きトップス「ブラトップ」のヒットがあり、その翌年には年間販売数が300万枚を超えるなど瞬く間に市場に定着しました。この潮流はインナー市場全体に快適性を重視する文化を根づかせ、2020年代においても多くの女性が日常的にブラトップを選ぶ傾向が続いています(出典:ユニクロ 2008年プレスリリース、ワコール「カップ付きインナー使用調査」(2016)、各種アンケート 2020–2023)。

一方で、こうした「快適=ブラトップ」志向の広がりに伴って、鏡で見たときのバスト位置やラインに不安を抱える声が増えています。Tumugiが整理した利用者の声としては、次のような例が挙げられます。

  • 「鏡を見ると胸の位置が下がった気がする」
  • 「在宅期間を経てバストラインに自信が持てなくなった」
  • 「ブラに戻すと窮屈で続かない」

これらは「垂れ胸の不安」と「快適性を諦めるしかない」という二律背反が、現代の下着選びにおいて広く生じていることを示しています。Tumugiはこの課題に対して、素材と設計を再検討することで対応する考えを示しています。

女性の“胸の垂れ悩み”と“快適性”のジレンマを解決 画像 3

統計データが示す市場の変化

カップ付きインナーの利用率や着用実態に関する調査結果は、快適性優先の流れを裏付けます。2016年のワコール調査では女性の56%がカップ付きインナーを使用しており、2020年代の調査でも外出時に「毎日・ほぼ毎日ブラトップを着用する人が約4割」、自宅での使用は「3割超がブラトップ派」というデータが確認されています。

こうした数値は、日常的にブラトップやカップ付きインナーを選ぶ習慣が定着していることを示す一方で、製品側に「快適さと補整」の両立を求めるニーズが高まっていることも示唆します。

素材と設計の再定義—テンセルモダールを主体にした理由

Tumugiの「ふっくらとろけるブラ」は、肌あたりの良さと補整機能を両立させるためにテンセルモダール(高機能レーヨン)を主要素材に採用しました。テンセルモダールは吸湿性・通気性に優れ、湿潤時の強度が高いという特徴を持ち、ナイロンやポリエステルなどの合成繊維や綿との比較でメリットがあります。

会社側は「機能性天然繊維」による次世代のインナーを標榜し、快適性を損なわずに形状保持と補整を可能にするため、テンセルモダールをたっぷり使用するとしています。合成繊維中心の現状は調査でも示されており、ファクトリエの2024年調査では夏の肌着素材として機能性化学繊維が74.5%、綿が65%と回答されています(出典:ファクトリエ「夏の肌着の悩み&対策、みんなどうしてる?」2024)。

素材特性の比較と設計の工夫

テンセルモダールの採用に際しては、単に柔らかさを追求するだけでなく、補整効果を発揮するための編み組織やパターン設計にも手が入っています。Tumugiは「ふっくら(補正)」と「とろける(快適)」をキーワードに、下から優しく支える構造と肌に溶けるような着心地を両立させる設計を行いました。

素材の選定理由と製品としての機能は以下のように整理できます。

テンセルモダール
吸湿性・通気性が高く、肌触りが滑らか。湿潤時の強度が高く洗濯耐久性に優れる。
ポリウレタン(配合)
ストレッチ性を担保し、補整部位のフィット感と復元力を支える。

原価の高い素材を用いながらも、Tumugiは業務の効率化によって価格を抑え、手に取りやすい設定(¥5,700税込)を実現したと説明しています。

製品情報と会社情報、購入にあたっての基本情報

以下は、Tumugiが発表した製品および会社に関するすべての基本情報です。製品は2025年12月5日付で名称変更・展開が始まります。

製品仕様、カラーバリエーション、価格、サイズ、素材情報、並びに会社の所在地や連絡先などを整理します。消費者が製品を選ぶ際に必要な基本データを網羅しています。

項目 内容
新名称 Tumugi ふっくらとろけるブラ(旧名称:Tumugi ブラ エッセンシャル)
変更日(発売日) 2025年12月5日 09:30 発表・展開開始
カラー Sand Beige、Noir Black、Mink Brown(新色)
サイズ S / M / L
素材 テンセルモダール+ポリウレタン
通常価格 ¥5,700(税込)
会社名 株式会社Tumugi Works
代表者 代表取締役:稲尾 輝石
本社所在地 〒150-0044 東京都渋谷区円山町5番3号 MIEUX渋谷ビル8階
設立 2025年5月2日
公式HP https://tumugi-official.store/
お問い合わせ先 info@tumugi-official.store

開発者コメントも公開されており、Tumugiは名称変更を通じて「快適を選ぶ=バストラインを諦める」という従来の常識を変えるメッセージを発信しています。開発者は、肌になじんで溶け込むような着心地と、ボディラインを上向きに支える自信を製品の目標として掲げています。

要点の整理

本稿で紹介した内容を表形式で整理します。製品の名称変更、発売日、価格、カラー、サイズ、素材、企業情報、公開された調査出典と開発意図まで、一目で確認できるようにまとめました。

分類 詳細
発表日時 2025年12月5日 09:30
製品名(旧/新) 旧:Tumugi ブラ エッセンシャル/新:Tumugi ふっくらとろけるブラ
新色 Mink Brown(追加)
素材構成 テンセルモダール+ポリウレタン(機能性天然繊維を主体)
サイズ・価格 S / M / L・¥5,700(税込)
会社情報 株式会社Tumugi Works/本社:東京都渋谷区円山町5-3 MIEUX渋谷ビル8F/代表:稲尾 輝石/設立:2025年5月2日
問い合わせ先 info@tumugi-official.store/公式サイト:https://tumugi-official.store/
出典・参考 ユニクロ 2008年プレスリリース、ワコール「カップ付きインナー使用調査」(2016)、ファクトリエ「夏の肌着の悩み&対策」(2024)、各種アンケート(2020–2023)

Tumugiの発表は、日常的な快適さを犠牲にせずにバストラインの印象を改善したいという消費者ニーズに応える取り組みとして位置づけられます。素材選定や設計の工夫、価格設定までを含め、同社が示した方向性は「補正」と「快適さ」の両立を目指す新たな選択肢を市場にもたらすものです。

参考リンク: