12/25開催 『インター・エイリア』先行上映+育児×仕事トーク

インター・エイリア先行上映

開催日:12月25日

インター・エイリア先行上映
チケットっていつどこで買えるの?
座席の売り出しは2025年12月22日(月)24:00から、TOHOシネマズ日比谷の公式サイトで開始します。先行上映は12/25 18:30開演なので購入や座席指定は公式案内に従ってください。
当日はどんな内容が見られるの?
本編(上映時間1時間52分)を中心に先行上映を行い、上映後にフクチマミさんと井上優さんによる仕事と育児をめぐるトークを開催。終了は約20:50です。

12月25日・日比谷で実施される先行上映 — 上映後に仕事と育児をめぐるトークを実施

ナショナル・シアター・ライブの舞台作品『インター・エイリア』(原題:Inter Alia)の先行上映イベントが、2025年12月25日(木)18:30からTOHOシネマズ 日比谷で開催されます。上映は本編が中心で、上映後にトークイベントが行われる仕立てです。終了は20時50分頃を予定しています。

本件はカルチャヴィル合同会社によるリリース(2025年12月5日 12時00分)による案内であり、会場や開始時間、登壇ゲスト、座席販売スケジュールなどの具体的な運営情報も含まれています。フォトクレジットはManuel Harlanが記載されています。

12/26(金)公開 ナショナル・シアター・ライブ『インター・エイリア』のトークイベント付き先行上映イベントの開催が決定!12/25(木)にTOHOシネマズ日比谷で実施します。 画像 2

当日の流れとチケット販売について

イベント当日は18:30にスタートし、本編上映後にゲストによるトークイベントを実施します。トークイベントを含めた全体の終了予定は20時50分前後です。座席の売り出しは2025年12月22日(月)24:00より、TOHOシネマズ 日比谷の公式サイトにて開始されます。

座席購入はTOHOシネマズ 日比谷のサイト経由での販売となるため、購入方法や座席指定の詳細は同サイトでの案内に従ってください。イベントは先行上映の形式で行われるため、当日は上映とトークの両方をおさえたスケジュールとなります。

12/26(金)公開 ナショナル・シアター・ライブ『インター・エイリア』のトークイベント付き先行上映イベントの開催が決定!12/25(木)にTOHOシネマズ日比谷で実施します。 画像 3

物語の骨格と登場人物 — 判事ジェシカが直面する判断

『インター・エイリア』は、判事として活躍しながら子育てを行う主人公ジェシカが、母親業と仕事の両立、そして男性優位の社会構造による圧力の中で翻弄される姿を描く作品です。ある出来事をきっかけに、親として、そして判事として重大な局面に立たされる展開が物語の中核になります。

上映時間は1時間52分(休憩なし)で、主要キャストにはロザムンド・パイク(『ゴーン・ガール』『パーフェクト・ケア』)、ジェイミー・グローヴァー(『ウォータールー・ロード』『ハリーポッターと呪いの子』)、ジャスパー・タルボット(『ブロードチャーチ ~殺意の町~』)が名を連ねます。作はスージー・ミラー、演出はジャスティン・マーティンです。詳細はNTLiveの専用ページ(https://www.ntlive.jp/interalia)に掲載されています。

作品タイトル(日本語)
『インター・エイリア』
原題
Inter Alia
作・演出
作:スージー・ミラー/演出:ジャスティン・マーティン
上映時間
1時間52分(休憩なし)
出演
ロザムンド・パイク、ジェイミー・グローヴァー、ジャスパー・タルボット

作品は「親として正しい行いとは何か」を観客に問いかける面を持ち、家庭と職場の間での判断や評価、女性にかかる社会的期待が主要テーマとして扱われます。登場人物の選択や周囲からの視線が物語の緊張を生み出します。

以下は作家スージー・ミラーによる作品解説からの抜粋で、劇中のテーマを示す重要な記述です(原文抜粋)。

ラテン語の
inter alia
は「その他のことの中で」という意味で、法律の世界で使われる用語です。しかし、ここでは働く女性たちが日々の暮らしをどのようにやり繰りしているかを象徴しています。

女性たちは仕事においても並外れて努力していますが、それは「その他のこと」との両立のうえに成り立っています。その「その他」とは、家族の生活を調整すること、心の負担を引き受けること、家事をこなすこと、急な出来事に備えることなどです。ある女性はこう話してくれました――「私は自分の人生を、他の人たちの人生の“隙間”で生きているんです」と。彼女は仕事をしながら、学校に着ていく服やお弁当、食事の準備、送り迎え、さらに家に来る業者への対応まで背負っているのです。

母親であること、妻であること、職業人であること、そして社会の中の一人の女性であること――その間にある目に見えない境界線を、女性たちは常に行き来しなければなりません。その重なりや相反する期待は、最善を尽くしても困難であり、しばしば圧倒されるものです。さらに女性にはもう一つの層が加わります。それは、「すべてをやり遂げようとする女性」への社会的な評価のまなざしです。

作中のジェシカは“判事”であると同時に、“評価される側”でもあります。母親として、選択の仕方として、働く時間として、女性らしさとして、フェミニズムとして、パートナーとして――あらゆる点で彼女は判断されるのです。そして、多くの女性がそうであるように、ジェシカ自身もまた自分を“裁いて”いるのです。

(photo by Manuel Harlan)

12/26(金)公開 ナショナル・シアター・ライブ『インター・エイリア』のトークイベント付き先行上映イベントの開催が決定!12/25(木)にTOHOシネマズ日比谷で実施します。 画像 4

ゲストプロフィールとトークの焦点 — 多様な視点から語られる育児とキャリア

先行上映のトークイベントには、フクチマミさん(漫画家・イラストレーター)と井上優さん(明治大学文学部教授)が登壇します。両者は仕事と育児の両立に関する経験や知見を持ち、異なる立場(母親・父親/研究者)から劇中の問いに対して議論を交わします。

ゲストの選定は、作品が観客に投げかける「親として正しい行いとは何か」という問いに対して、多面的な意見交換を行うことを意図しています。観客は上映後のトークにより、劇中の判断や社会的評価の問題をより立体的に理解できる機会を得られます。

12/26(金)公開 ナショナル・シアター・ライブ『インター・エイリア』のトークイベント付き先行上映イベントの開催が決定!12/25(木)にTOHOシネマズ日比谷で実施します。 画像 5

フクチマミ(漫画家・イラストレーター)

フクチマミさんは日常生活で感じる難しいことをわかりやすく伝えるコミックエッセイを多数刊行している漫画家・イラストレーターです。著書に『マンガでおさらい中学英語』シリーズ(KADOKAWA)、『マンガで読む 子育てのお金まるっとBOOK』(新潮社)、『晩ごはん症候群』(主婦の友社)、『おうち性教育はじめます』シリーズ(KADOKAWA)などがあります。

フクチマミさんの作風は、育児や日常の困難を漫画という形で可視化し、多くの読者に共感と理解をもたらす点に特徴があります。本作のテーマに対しては、実務的・生活者視点からの発言が期待されます。

井上優(明治大学文学部教授)

井上優さんは明治大学文学部教授で、演劇理論や西洋演劇史を研究対象としています。近年は岩田豊雄の業績再評価や近代日本におけるシェイクスピア移入史などを研究しており、明治大学シェイクスピア・プロジェクトのコーディネーターとして上演の統括・指導も行っています。国際演劇評論家協会日本センター会員、日本演劇学会理事を務めています。

学術的な視点から演劇作品を読み解く立場として、井上さんは劇中の表現技法や物語構造、社会的背景の解釈を提供することが期待されます。観客にとっては作品理解を深めるガイド的役割を担う見込みです。

ゲスト登壇者は敬称略で、フクチマミ、井上優がアナウンスされています。発表元はカルチャヴィル合同会社で、関連写真にはManuel Harlanのクレジットが付されています。

公開情報、上映館一覧と関連上映の案内

本作『インター・エイリア』は2025年12月26日(金)より以下の劇場で公開が始まります。先行上映は12月25日ですが、一般公開は12月26日開始です。公開初日以降に複数の劇場で鑑賞が可能となります。

  • TOHOシネマズ 日比谷
  • シネ・リーブル池袋
  • TOHOシネマズ ららぽーと横浜
  • ミッドランドスクエア シネマ
  • 大阪ステーションシティシネマ
  • 札幌シネマフロンティア
  • 熊本ピカデリー

作品の公式情報や追加の公演スケジュール、各劇場での上映回などの最新情報はNTLiveの特設ページ(https://www.ntlive.jp/interalia)で確認できます。写真クレジットはManuel Harlanが付記されています。

また、NTLiveの他の上映作品の案内も併記されています。東京のMorc阿佐ヶ谷では『欲望という名の電車』が上映中〜12/11(木)まで、リンクが案内されています。高知県立県民文化ホール〈グリーンホール〉では12/15(月)に『真面目が肝心』が2回(13:00/18:30)上映されます。詳細は各リンク先でご確認ください。

要点の整理

以下の表は、本記事で取り上げた先行上映イベントと公開情報、作品情報、登壇者、チケット販売スケジュールなど、本記事で触れた主要事項を一覧形式で整理したものです。各項目はプレスリリースの記載内容を基にしています。

項目 内容
先行上映日時 2025年12月25日(木)18:30スタート(本編上映後にトーク、終了は20:50頃予定)
先行上映会場 TOHOシネマズ 日比谷
座席販売開始 2025年12月22日(月)24:00〜(TOHOシネマズ 日比谷 公式サイト)
トークゲスト フクチマミ(漫画家・イラストレーター)、井上優(明治大学文学部教授)*敬称略
公開開始 2025年12月26日(金)〜
公開劇場(初期) TOHOシネマズ 日比谷、シネ・リーブル池袋、TOHOシネマズ ららぽーと横浜、ミッドランドスクエア シネマ、大阪ステーションシティシネマ、札幌シネマフロンティア、熊本ピカデリー
作品情報(原題/作/演出) Inter Alia/作:スージー・ミラー/演出:ジャスティン・マーティン
上映時間 1時間52分(休憩なし)
主な出演者 ロザムンド・パイク、ジェイミー・グローヴァー、ジャスパー・タルボット
作品の主題 仕事と育児の両立、女性が受ける社会的評価、親としての判断と責任
発表元・発表日時 カルチャヴィル合同会社、2025年12月5日 12時00分
関連リンク https://www.ntlive.jp/interalia
写真クレジット photo by Manuel Harlan

この記事では、先行上映の開催概要、作品のあらまし、登壇ゲストのプロフィール、公開スケジュールと上映館、さらに作家による作品解説の抜粋を含め、プレスリリースに記載された情報を網羅的に整理しました。詳細なチケット販売方法や各劇場での上映スケジュールはNTLiveの公式ページで確認することができます。

参考リンク: