12月13日開催|被爆樹木で考える平和継承イベント

被爆樹木で平和継承

開催日:12月13日

被爆樹木で平和継承
誰でも参加できるの?
学生が企画・運営し、障害者や難病当事者、地域住民、国内外の観光客も参加可能です。会場は広島本通商店街のソーシャル・ハブ・アンジーで、12月13日11:00〜15:00に実施。会場でメッセージ記入すると木工品がもらえます。
被爆樹木の枝はどう加工して使うの?
広島市から譲り受けた被爆クスノキの剪定枝を学生と支援事業所が加工し、直径3〜6cmのキーホルダーや約5cmのディフューザーに。表面には“1945.8.6 8:15 HIROSHIMA”の焼き印を施して来場者に配布します。

学生主体で形にする、被爆樹木を通した平和継承の試み

学校法人常翔学園・広島国際大学(学長:清水壽一郎)の社会学科社会福祉学専攻の学生が主体となり、被爆樹木の剪定枝を活用した体験型イベントが2025年12月13日(土)に開催されます。本企画は授業「地域がキャンパス」の一環として実施され、学生が企画・運営を担うことによって、若者の視点から被爆の実情と平和の継承を考える場を提供します。

このプレスリリースは2025年12月5日14時00分に発表されており、広島本通商店街内のソーシャル・ハブ・アンジー(広島市中区紙屋町2-3-24)を会場とします。障害者や難病当事者、地域住民、国内外の観光客が交流できる場づくりを目指す点が本企画の特徴です。

【広島国際大学】被爆樹木剪定枝を活用した平和継承プロジェクト 画像 2

企画の背景と目的

被爆樹木という歴史的・象徴的な素材を生活に結びつけることで、従来の記憶継承の在り方を再構築しようとしています。剪定枝を素材とした木工品を来場者に持ち帰ってもらうことを通じて、個々が日常生活の中で平和について考える機会になることを期待しています。

学生たちは、差別や偏見のない共生社会の実現をめざし、障害者就労継続支援B型事業所や難病当事者の会と連携して実践的に企画を進めています。被爆の記憶を一方的に伝えるのではなく、参加者同士の交流から学びを広げることを狙いとしています。

当日の内容:参加・体験の流れと場の設計

イベントは2025年12月13日(土)11:00~15:00の開催です。会場となるソーシャル・ハブ・アンジーは広島本通商店街に位置し、学生・当事者・地域住民・観光客が自然に出会える空間構成が想定されています。

来場者は会場で平和へのメッセージを記入し、そのお礼として被爆樹木から加工した木工品を受け取ることができます。受け渡しの方法には、会場に設置する高さ約2mのクリスマスツリー型メッセージボードを用いる設計です。

来場の流れと設置物の役割

来場者は入口で案内を受け、会場内で学生や関係団体が実施する説明を聞いた上でメッセージボードに平和への思いを記入します。記入者に対して、剪定枝から作ったキーホルダーやディフューザーが配布されます。

メッセージボードはツリー型に設計されており、書き込まれた言葉が視覚的にも広がるようになっています。これにより「被爆樹木の継承者」としての自覚と、個々の思いを日常へ持ち帰る仕組みを作ります。

素材と制作:剪定枝から生まれる品々の仕様と意味

本プロジェクトで使用するのは、広島市から譲り受けた被爆クスノキの剪定枝です。学生と教員が、障害者就労継続支援B型事業所「アンジー・ジャパン」と連携して木工品を制作しました。制作を通じた実践学習も重要な教育目的となっています。

剪定枝は小物として加工され、表面には被爆の日時と地名を示す焼き印が施されています。素材そのものが歴史を秘めるため、工芸品としての機能性と記憶の継承という両面を持ち合わせています。

制作物の詳細スペック

キーホルダー
直径3~6cm、厚さ1cm。剪定枝を円形に加工し、持ち歩きやすい仕様にしています。
ディフューザー
直径約3cm、長さ約5cm。クスノキ由来の香りを拡散するための形状に加工しています。
焼き印
表面には"1945.8.6 8:15 HIROSHIMA"の焼き印を施し、事実としての記憶を明示しています。

これらの木工品は、会場でメッセージを書いた来場者にプレゼントされます。持ち帰られた木工品は、日常の中で忘れられがちな記憶を呼び起こす契機となることを意図しています。

協働体制と開催概要、関連情報

本企画は、広島国際大学の学生と教員が中心となり、地域の組織と協働して実施されます。連携先には障害者就労継続支援B型事業所を運営するアンジー・ジャパン、難病当事者の会である広島難病団体連絡協議会が含まれます。これらの組織は、参加者の多様性を担保しながら実践的な支援と交流の場を提供します。

イベントの目的、来場対象、具体的な日程・場所といった主要情報は以下の通りです。主催者情報や関連リンクも記載します。

  • 主催:学校法人常翔学園(広島国際大学)
  • 企画・運営:広島国際大学 社会福祉学専攻の学生
  • 連携:アンジー・ジャパン、広島難病団体連絡協議会
  • 発表日時:2025年12月5日 14時00分(プレスリリース発表)
  • 開催日時:2025年12月13日(土)11:00~15:00
  • 開催場所:ソーシャル・ハブ・アンジー(広島市中区紙屋町2-3-24)

イベントは幅広い参加を想定しており、障害者や難病当事者を含む市民、観光客らが交流できる形式で行われます。学生の企画力と地域連携の実践が同時に働くプログラムです。

関連キーワードとリンク

本プロジェクトに関する主要なキーワードは以下の通りです。各用語はイベントのテーマと関係しています。

  • 広島国際大学
  • 社会学科
  • 被爆樹木
  • 平和継承プロジェクト
  • 広島本通商店街
  • 社会福祉
  • 障害者就労継続支援B型
  • 難病当事者の会(広島難病団体連絡協議会)
  • クリスマス(メッセージボードの形態)

関連リンク:広島国際大学公式サイト

主な情報の整理

以下の表は、本記事で紹介したイベントの主要項目を整理したものです。日時、場所、主催・連携団体、制作物の仕様などを分かりやすくまとめています。

項目 内容
発表(プレスリリース)日時 2025年12月5日 14:00(学校法人常翔学園)
イベント日程 2025年12月13日(土)11:00~15:00
会場 ソーシャル・ハブ・アンジー(広島市中区紙屋町2-3-24)
主催 広島国際大学(社会学科社会福祉学専攻の学生が企画・運営)
連携団体 アンジー・ジャパン(障害者就労継続支援B型)、広島難病団体連絡協議会
素材 広島市から譲り受けた被爆クスノキの剪定枝
制作物(仕様) キーホルダー:直径3~6cm×厚さ1cm、ディフューザー:直径約3cm×長さ約5cm。表面に"1945.8.6 8:15 HIROSHIMA"の焼き印
提供方法 高さ約2mのクリスマスツリー型メッセージボードに平和へのメッセージを記入した来場者にプレゼント
関連リンク https://www.hirokoku-u.ac.jp/

上表は本イベントの主要点を簡潔にまとめたものであり、企画の意図、制作物の仕様、連携体制、開催日時・場所など、プレスリリースに記載された情報を網羅しています。記事内で触れた各要素は、被爆樹木という素材を通じて平和継承と共生社会の実現をめざす取り組みとその具体的実施計画を示すものです。

参考リンク: