壁打ちチャンネル開設：ITADORI SAUNAが語る冬集客と幹部育成

壁打ちチャンネルで公開された“経営の現場” — 河合駿輝と三島陽の対話

ワンページ株式会社（本社：愛知県名古屋市／代表取締役：河合駿輝）は、2025年12月5日15時00分に、YouTubeチャンネル「壁打ちチャンネル」を開設し、記念すべき第1回ゲストとして岐阜・板取でアウトドアサウナ事業を展開するITADORI SAUNAオーナーの三島陽氏（株式会社asobiba代表取締役）を迎えました。公開対談では、人気施設を率いる経営者が直面する現実的な課題を率直に語り合っています。

三島氏が河合氏を「職業：壁打ち」と評するほど信頼関係があることが開設の直接の背景となり、三島氏自身の提案によりYouTubeによる壁打ち公開が実現しました。河合氏はHP制作や採用支援の現場で培った「経営者の核を引き出す」という立場から対談に臨み、経営課題の可視化と具体的な改善策提示を行っています。対談の映像は公表されており、以下のリンクから視聴できます。

▽ 動画リンク： https://youtu.be/zxtYfEoNTsk?si=2SyGWCxRYe1HOGiq

開設の経緯と狙い

河合氏がこれまで支援してきた多くの経営者が壁打ちによって事業を飛躍させてきた事実があり、三島氏はその価値をオンラインで広く届けることを提案しました。リアルに会う時間がない経営者や、外部視点を求める事業者に向けて「壁打ち」のプロセスそのものを提供することが狙いです。

この対談は単なる成功体験の披露ではなく、成功企業が抱える“成功後の課題”にフォーカスする点が特徴です。成功事例の裏側にある運営上の課題や、創業者の思考パターンの問題点まで掘り下げる形式で進められました。

ITADORI SAUNAの事業内容と提供する体験

ITADORI SAUNAは岐阜県関市板取の自然を活かした完全貸切型のアウトドアサウナ事業を展開しています。ミッションは『最高の人生には最幸の休日』で、HPに掲げる「ストレスフルな現代社会にある課題を『自然×遊び』を通じて解決し、日々頑張る人々に唯一無二の癒しを届けます。」という考えが事業全体の柱です。

提供される体験は多岐にわたり、板取川へのダイブ、薪ストーブのテントサウナ、アウトドア外気浴といった“自然とつながる体験価値”が特徴です。これらの体験は全国のサウナ愛好家を引き寄せ、予約は連日埋まるほどの人気を博しています。また宿泊施設「YOHAKU」を運営し、『心の余白を取り戻す休日』というコンセプトで宿泊＋サウナ体験を組み合わせた提供も行っています。

施設・サービスの特徴

施設では完全貸切方式を採用し、プライベートな空間で自然体験を完結させる設計が行われています。薪ストーブのテントサウナなどアウトドア特有の機材や儀礼的な体験設計が集客力の核です。

また宿泊事業（YOHAKU）や各種イベント企画を通じて、滞在型の体験や地域との連携イベントを推進しています。これにより日帰り以上の滞在価値を提供し、利用者の満足度を引き上げています。

三島氏が直面する課題と、河合氏からの助言

動画内では、三島氏が現在抱える具体的な悩みが三つの柱として整理され、河合氏がそれぞれに対して実務的かつ本質的な助言を行いました。悩みは「冬の集客」「組織化・仕組み化」「幹部育成」の三点です。

対談は問題の表面的な原因を超えて、創業者としての行動クセや心理的な障壁に踏み込む内容になっており、視聴者にとっても再現性の高い示唆が与えられています。

悩み①：冬の集客

三島氏はオフシーズンとなる秋冬期の集客に頭を抱えています。河合氏はまず「広告施策を打つ前に、何を届けるかを明確にすることが重要」と指摘しました。季節特有の“キラーコンテンツ”の設計を優先すべきだという助言です。

具体的には、星空観賞、雪サウナ、地域体験や文化イベントなど、板取の土地資源を活かした秋冬ならではの体験を創出することが提案されました。長野の「THE SAUNA」の成功例に触れつつ、独自性ある体験設計が冬季の誘客における鍵になるという結論です。

• 提案される施策例：星空観賞ツアー、雪中サウナ体験、地域の文化体験との連携
• 実行の順序：体験設計→ターゲットに対するメッセージ確定→広告施策

悩み②：組織化・仕組み化

法人化し12〜13人体制に拡大したものの、業務の振り分けが不十分で結果的に社長が多くの業務を抱えてしまうという悩みがありました。資料作成や市場調査などを教える時間がなく、自分でやった方が早いという理由で業務を抱え込む構造になっていると三島氏は説明しました。

河合氏はまず「1週間の行動をすべて可視化すること」から始めるよう助言しました。そこから『任せられる仕事』と『自分だけがやる仕事』を区別すること、そしてとりあえず任せてみることが重要だと説明しています。

1. 時間の可視化（1週間の行動ログを取る）
2. 仕事の分類（任せられる/自分しかできない）
3. 業務の切り出しと教育計画の策定

悩み③：幹部育成

三島氏は幹部不在による経営上の不安も訴えました。役職を与えたとしてもその人が辞めた場合の精神的ダメージを懸念し、なかなか役割を渡せないという状況です。

河合氏は「先に役職を渡して先に信じること」が育成のスタートラインであると助言しました。外部採用だけでなく、現メンバーを視座の高い人材へ育てる方針を推奨し、日報などで毎日寄り添うことから始めることを提案しています。

助言のポイント

先に権限を委譲すること、日々の対話で視座や思考の成長を促すこと、失敗を前提にして任せていく文化を作ること。

期待される効果

社長の業務負荷軽減、組織としての安定化、継続的な事業拡大の土台形成。

壁打ちで浮かび上がった根源的課題と企業情報

対談を通じて浮かび上がったのは「社長自身の働き方のクセ」と「任せられない恐怖」です。社長自身の固定観念が新規事業や組織拡大のボトルネックになっているという指摘がなされ、具体的には自己分析（行動単位の可視化）から始めることが推奨されました。

河合氏はアフリカのことわざ「早く行きたければ一人で行け、遠くへ行きたければみんなで行け」を引用し、メンバーを信頼してとりあえず任せる実践が必要であると述べています。今回の壁打ちにより、令和の虎出身の経営者が抱える現実的課題と、その解決に向けた現場レベルの処方箋が提示されました。

会社概要と連絡先

以下はプレスリリースに記載された両社の公式情報です。取材や問い合わせの際の参照用になります。

株式会社 asobiba（ITADORI SAUNA運営）とワンページ株式会社の基本情報は、住所や代表者、事業内容、問い合わせ先まで明記されています。

株式会社 asobiba

代表者：代表取締役 三島 陽

所在地：岐阜県関市板取 4701-3

事業内容：アウトドアサウナ事業（ITADORI SAUNA）、宿泊事業（YOHAKU）、各種イベント企画

公式サイト： https://co-asobiba.itadori-sauna.com/

問い合わせ：050-1807-4256

MAIL： info@itadori-sauna.com

ワンページ株式会社

設立：2017年4月

代表取締役：河合 駿輝

所在地：愛知県名古屋市中区丸の内2丁目14-16 河合ビル5・6F

事業内容：Webサイト制作、デジタルマーケティング、採用支援、人材紹介 ほか

HP： https://onepage.co.jp/

MAIL： contact@onepage.co.jp

プレスリリース内では、関連する「アウトドア・登山」「ホテル・旅館」といったカテゴリや、キーワード（令和の虎、サウナ、アウトドア、非日常、旅、大人の休日、オフ、岐阜県、板取、愛知県）も明記され、広報素材としてのダウンロード情報も提供されています。

記事の要点整理

この記事で取り上げた対談の内容をわかりやすく表形式で整理します。主要な事実、課題、提案された対処法、問い合わせ情報を一目で確認できるようにまとめました。

対談で示された課題と処方箋は、ITADORI SAUNAのような自然体験型事業に限らず、成長段階にある多くの事業者が直面する共通のテーマを含んでいます。公開された壁打ちのプロセスは、経営の内省と実務的な改善に役立つ事例として参照できる内容です。