12月10日開幕:JAPAN BUILDで見る現場DXと脱炭素

JAPAN BUILD開催

開催期間:12月10日〜12月12日

JAPAN BUILD開催
どんな展示が見られるの?
AIやドローン、VR/AR、電動ショベルやウェアラブルなど、インフラ点検・現場安全・脱炭素に直結する実機展示やデモ、建設DXアワードのピッチが集まる展示会です。
入場や取材ってどうすればいいの?
観覧は無料だが来場登録が必要。会期は2025年12月10日〜12日、会場は東京ビッグサイト。取材申込やデモ撮影の調整は事務局(03-6739-4127)へ連絡してください。

インフラ点検・施工現場に集う先端技術の全体像

RX Japan株式会社が発表したプレスリリースによれば、第10回「JAPAN BUILD TOKYO」は2025年12月10日(水)から12日(金)まで、東京ビッグサイトで開催されます。発表は2025年12月9日11時10分付で行われ、インフラの老朽化対策や災害対応、建設現場の安全性向上、脱炭素化に資する最新技術や製品が一堂に会することが告知されています。

本展示会は建築・土木・不動産の先端技術展として開催され、出展社数は550社、来場者数は36,000名を見込んでいます。AI、ドローン、VR/ARといったデジタル技術を軸に、点検・診断・施工・研修・現場安全管理まで、多面的に現場の課題解決を図るソリューションが集積します。

“防災・安全・脱炭素” につながる最新技術が集結!DXが切り拓く、インフラと建設現場の未来 画像 2

プレスリリースで示された背景と目的

プレスリリースは、道路や水道管など社会インフラの老朽化および災害対応の重要性が高まっている点を背景に、迅速かつ効率的な対応と将来に向けたレジリエンス強化の必要性を強調しています。展示会は、こうした課題に対する具体的な技術・製品の実用性を来場者が直接確認できる場として位置づけられています。

展示の主題は防災・安全・脱炭素であり、これらが同時に求められる“未来の現場”の実現に向けて、実機展示やデモ、技術説明が行われます。取材申し込みや出展社インタビューの調整が可能である点も明記されています(問合せ先:03-6739-4127)。

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具体的な注目技術と出展製品の詳細

プレスリリースは注目製品を一部抜粋して紹介しています。以下では、示された製品・サービスを出展社名とともに具体的に整理します。各製品はインフラの維持管理、屋内外点検、ヒビ割れ検出など用途に応じた技術特性を備えています。

紹介された製品群は大きく分けて「インフラ点検系」「安全・健康管理系」「脱炭素・電動化機械」「VR/メタバースによる研修・体験」に分類できます。それぞれの代表的な製品・サービスの説明を以下に列挙します。

インフラ点検・診断
  • (株)ジャスト:広角展開式カメラと画像診断技術によるソフトウェア。下水管きょの維持管理ニーズに対応し、老朽化、陥没事故、点検未実施の検知を支援する。
  • (株)Liberaware:世界最小級ドローンで屋内点検に特化。狭隘で危険な空間の点検・計測を想定し、過酷環境下でも安定飛行し鮮明映像を取得することで利便性と汎用性を高める製品。
  • 富士フイルム(株):橋梁・トンネルなどコンクリート点検時のひび割れ検知を補助する点検支援サービス。AIによる自動検出で点検の効率化を図る。
安全・健康管理(現場の労働環境向上)
  • Biodata Bank(株):ウェアラブルデバイス。音・光・振動で熱中症前に警告する機能を持ち、特許技術と独自アルゴリズムで深部体温を計測し、従来製品より高い精度で熱中症兆候を検知する。
  • 5Kサポート(株):スマートウォッチなどのバイタル情報とWBGT(暑さ指数)温度計を連携する熱中症回避クラウドサービス。リスクを数値化して警告し、個々人の予防行動を促す。
脱炭素化を推進する建設機械
  • コマツカスタマーサポート(株):電動ショベル(実機展示あり)。排気ガス・エンジン音がゼロで、電動化により現場のGX(グリーントランスフォーメーション)推進を支援。7機種で国土交通省・GX建設機械認定を取得。
  • (株)カナモト:排気ゼロの電動駆動で屋内・トンネルの走行も可能。未舗装路や勾配を力強く走破するタフな走りと環境性能を両立した機種。
  • 日立建機(株):バッテリー駆動式ミニショベル。排ガスゼロで低騒音のため、屋内解体や密閉空間の多い地下工事での運用に適している。
VR/メタバースを活用した体験・研修
  • (株)杉孝:足場での災害をVRで疑似体験できるソリューション。実物の足場機材を併用することで、よりリアルな体感を提供し、狭いスペースでも導入可能。
  • ソニー(株):メタバース空間で均一品質の技能研修を実現するソリューション。リアルな現場体験と効率的な技能継承を両立し、熟練技術を遠隔でも学べる環境を提供する。
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建設現場の安全性向上と熱中症対策に向けたDXの実装

展示会で紹介される技術の中でも、現場で働く人の生命と健康を守る安全技術が広く注目されています。プレスリリースでは熱中症対策に関する具体的な製品が複数紹介されており、ウェアラブルとクラウドの連携により現場の健康管理をデジタル化する動きが明確になっています。

加えて、点検用ドローンやAIによるひび割れ検出などは、災害発生前後の迅速な点検と維持管理の効率化に直結します。これらを統合することで、人的負担の軽減と作業の安全性確保、そして結果として発生する二次被害の抑制に寄与することが期待されます。

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安全・健康分野の技術がもたらす効果

ウェアラブルデバイスは深部体温を用いた高精度な熱中症兆候検知を実現し、クラウド連携により個々のリスクを見える化します。これにより現場管理者は集団の健康状態を管理しやすくなり、個人は自律的に予防行動をとれるようになります。

また、屋内点検用の小型ドローンは危険な立ち入りを不要にし、点検時間の短縮や映像記録によるデータ蓄積を通じて長期的なインフラ維持管理の質を高めます。AI支援のひび割れ検出は判断の均質化とスピード化に寄与します。

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建設DXアワードと展示会運営の実務情報

本展示会では初開催となる「建設DXアワード」が実施されます。プレスリリースによれば、一次審査に43社が登壇し、12月10日・11日の審査を経て決勝進出6枠を争います。決勝は12月12日に予定されており、最優秀賞には建設RXコンソーシアムとのPoC(概念実証)実証権が付与されます。

このアワードは、AI施工管理、VR研修、ロボット施工など、建設現場の生産性向上や安全性確保、技能継承、脱炭素化に資する技術を評価対象としています。審査を通じて実用化段階の技術がピッチ形式で紹介され、業界関係者が直接技術を確認できる場となります。

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展示会の運営・来場についての実務情報

展示会名称は「第10回 JAPAN BUILD TOKYO -建築・土木・不動産の先端技術展-」で、主催はRX Japan株式会社です。会期は2025年12月10日(水)から12日(金)、会場は東京ビッグサイトです。入場は無料ですが来場登録が必要です(観覧無料、要来場登録)。

取材申し込みや出展社へのインタビュー、製品デモ撮影のスケジュール調整は事務局で対応可能とされています。事前に取材対象やテーマの相談に応じる旨が明記され、問い合わせ先電話番号は03-6739-4127です。公式情報や来場登録については展示会公式サイトを参照するよう案内されています(https://www.japan-build.jp/tokyo/ja-jp.html?utm_campaign=prtimes_120209&utm_medium=other&utm_source=other)。

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要点の整理(表形式)

本章では、本文で触れた重要事項を表で整理します。日程、会場、主催、想定規模、アワード概要、主要出展製品の概要、問い合わせ情報を網羅的にまとめています。

項目 内容
展示会名 第10回 JAPAN BUILD TOKYO -建築・土木・不動産の先端技術展-
会期 2025年12月10日(水)~12日(金)
会場 東京ビッグサイト
主催 RX Japan株式会社
想定出展社数 550社
想定来場者数 36,000名
プレスリリース発表日時 2025年12月9日 11時10分(RX Japan株式会社発表)
建設DXアワード 一次審査:12月10日・11日(43社登壇)、決勝:12月12日(決勝進出6枠)。最優秀賞には建設RXコンソーシアムとのPoC実証権。
注目製品(抜粋)
  • (株)ジャスト:広角展開式カメラ+画像診断で下水管きょの維持管理支援
  • (株)Liberaware:世界最小級ドローン(屋内点検特化)
  • 富士フイルム(株):AIによるコンクリートひび割れ自動検出サービス
  • Biodata Bank(株):深部体温計測で熱中症兆候を検知するウェアラブル
  • 5Kサポート(株):スマートウォッチ+WBGT連携の熱中症回避クラウド
  • コマツカスタマーサポート(株):電動ショベル(7機種、国交省GX認定、実機展示あり)
  • (株)カナモト:屋内・トンネル走行可能な電動駆動機
  • 日立建機(株):バッテリー駆動ミニショベル(低騒音・排ガスゼロ)
  • (株)杉孝:実物機材併用のVR足場災害体験
  • ソニー(株):メタバース空間での技能研修ソリューション
来場登録・公式情報 公式サイト:https://www.japan-build.jp/tokyo/ja-jp.html?utm_campaign=prtimes_120209&utm_medium=other&utm_source=other(観覧無料、要来場登録)
取材申込・問い合わせ 事務局TEL:03-6739-4127(出展社インタビューやデモ撮影のスケジュール調整対応可)

以上がプレスリリースに基づく展示会の要点整理です。出展製品は、インフラ点検の効率化、現場の安全・健康管理、脱炭素機械の実装、そしてVR/メタバースによる技能継承という4つの観点で現場の課題解決に直接結びつく構成になっています。取材や来場を検討する際は、上記の公式サイトおよび事務局窓口を通じて登録や調整を行うことが案内されています。

参考リンク: