ポケットサインに川島隆太監修の『みやぎ脳トレ』導入

みやぎ脳トレ提供開始

開催日:12月9日

みやぎ脳トレ提供開始
みやぎ脳トレって誰でも使えるの?
宮城県民で「ポケットサイン」アプリを利用している人なら誰でも使えます。追加のインストールや別登録は不要で、ワンタップで開始。本人確認はマイナンバーカード(JPKI)連携を利用します。
どうやって始めればいいの?続けやすい?
スマホで「ポケットサイン」を開き、ミニアプリ一覧から「みやぎ脳トレ」を選ぶだけ。1日3〜5分の短時間メニューでカレンダーや記録機能が継続をサポートします。

みやぎ県民公式アプリ上で始まる「みやぎ脳トレ」──提供開始と関係者

2025年12月9日、みやぎ県民公式アプリ「ポケットサイン」内に、脳トレミニアプリ「みやぎ脳トレ」の提供が開始されました。本サービスはポケットサイン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:梅本滉嗣)が提供する自治体公式アプリ上で、東北大学発の脳科学カンパニーである株式会社NeU(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:禰寝義人)が開発した脳トレサービスを提供するものです。監修は東北大学加齢医学研究所教授で、脳トレ研究の第一人者である川島隆太博士が務めます。

提供開始日:2025年12月9日(火)。本件は、マイナンバーカードの公的個人認証サービス(JPKI)を通じて連携した本人確認情報を、民間事業者が提供するミニアプリと情報連携できるようにした初の事例(※実証事業を除く)として位置づけられます。宮城県が県民向けに提供するこの仕組みは、県民の生活に直結する機能拡張の一環です。

提供事業者
ポケットサイン株式会社(提供プラットフォーム)/株式会社NeU(脳トレ開発)
監修
川島隆太(東北大学加齢医学研究所教授、NeU取締役CBSO)
開始日
2025年12月9日(火)
対象
「ポケットサイン」アプリを利用している宮城県民の方
みやぎ県民公式アプリ「ポケットサイン」に、脳トレミニアプリ「みやぎ脳トレ」が登場 画像 2

導入の背景と狙い──高齢化対策と地域のDX基盤としての役割

宮城県では高齢化が進行しており、認知機能の低下やフレイル、運転寿命の短縮といった課題が顕在化しています。これらの課題に対して、県民が日常の中で手軽に取り組める予防策を提供することが求められています。今回の導入は、そうした社会的なニーズを踏まえ、地域の公的プラットフォーム上で機能提供を行うことで、より広い層へリーチすることを目的としています。

また、「ポケットサイン」はもともと防災目的で導入されたアプリですが、利用者の増加に伴い県民生活のDX基盤としての活用が進んでいます。日常的に同アプリに触れる機会を増やすことは、各種ミニアプリの利用拡大や災害時の備えにつながり、スマートフォン操作に不慣れな方にとってもデジタル機器に慣れるきっかけとなる点で意義があります。

  • 課題:高齢化による認知機能低下、フレイル、運転寿命の維持
  • 目的:手軽に始められる認知機能トレーニングを県民へ提供
  • 期待効果:健康寿命・運転寿命の延伸、アプリの平時利用促進、デジタルリテラシー向上

「みやぎ脳トレ」の内容と利用方法──誰でも続けやすい設計

「みやぎ脳トレ」は、川島隆太博士監修のもと、東北大学の研究に基づくエビデンスを反映した認知機能トレーニングを提供します。前頭前野を中心に、頭の回転、記憶、注意、ワーキングメモリなどを効果的に鍛えるメニューが組まれており、短時間の取り組みでも効果が期待できる構成です。

特徴としては、追加のアプリインストールが不要で、「ポケットサイン」内のミニアプリ一覧からワンタップで利用を開始できる点、1日3〜5分程度から始められるシンプル設計、継続を促すカレンダーや記録機能を備えている点が挙げられます。高齢者でも迷わず使える操作性を重視し、世代を問わず家族で楽しめる構造になっています。

主な機能と設計

トレーニングはスキマ時間に取り組める短時間設計で、操作は直感的に行えるように配慮されています。記録機能により継続状況を一覧で確認でき、日々の習慣化を支援します。

また、科学的な裏付けに基づくプログラムの採用により、認知機能の活性化を目標とした実践的な訓練が提供されます。

  • エビデンスに基づくトレーニング(前頭前野の活性化を重視)
  • ワンタップでの起動(追加インストール不要)
  • 1日3〜5分の短時間設計、カレンダー・記録機能搭載
  • 年齢を問わない世代横断型コンテンツ

利用手順(具体的な操作フロー)

「みやぎ脳トレ」の利用は、既に「ポケットサイン」を利用している宮城県民向けに設計されています。以下の簡単な手順で開始できます。

手順 操作内容
1 スマートフォンで「ポケットサイン」アプリを起動
2 アプリ内のミニアプリ一覧から「みやぎ脳トレ」を選択
3 画面の案内に従って脳トレメニューを選び、トレーニングを開始

利用対象者は「ポケットサイン」を利用している宮城県民に限定されます。特別な登録や別途インストールは不要です。

提供者情報と技術的意義──自治体DXの一例として

本サービスを提供するポケットサイン株式会社は、JPKI(公的個人認証サービス)を活用した自治体公式アプリ「ポケットサイン」やID連携基盤「PocketSign Platform」を提供する企業です。ミッションは「信用の摩擦をゼロにする」であり、自治体DXや防災、金融分野での本人確認・情報の真正性担保を通じてシームレスなサービス連携を支援しています。

一方、株式会社NeUは東北大学加齢医学研究所・川島研究室の知見と産業技術を融合し、NIRS(近赤外分光法)をベースに脳活動計測機器やブレインフィットネスサービスを展開する脳科学カンパニーです。両社の協働により、公的認証と科学的エビデンスの結合という観点での先進的な実装が実現しました。

ポケットサイン株式会社(概要)
商号:ポケットサイン株式会社/設立:2022年8月/所在地:東京都新宿区大京町22-1/代表者:代表取締役 梅本 滉嗣/事業:自治体向けスーパーアプリ、本人確認サービス、PocketSign Platform
株式会社NeU(概要)
商号:株式会社NeU/設立:2017年8月1日/所在地:東京都千代田区神田司町2丁目2番地/代表者:代表取締役CEO 禰寝 義人/事業:脳活動計測機器、ブレインフィットネス(脳トレ)、ニューロマーケティング

各社の公式サイトおよびお問い合わせ先も公開されています。ポケットサイン:https://pocketsign.co.jp/、NeU:https://neu-brains.co.jp/。

本記事の要点整理

以下の表は、本記事で取り上げた「みやぎ脳トレ」導入に関する主要情報を整理したものです。概要、提供日、対象、主な機能、参加組織などを一覧化しています。

項目 内容
サービス名 みやぎ脳トレ(みやぎ県民公式アプリ「ポケットサイン」内ミニアプリ)
提供開始日 2025年12月9日(火)
提供主体 ポケットサイン株式会社(プラットフォーム)/株式会社NeU(開発)
監修 川島隆太(東北大学加齢医学研究所教授、NeU取締役CBSO)
対象 みやぎ県民公式アプリ「ポケットサイン」を利用している宮城県民
主な機能 前頭前野を活性化する認知トレーニング、1日3〜5分の短時間プログラム、カレンダー・記録機能、ワンタップ起動
技術的特徴 JPKIを通じた本人確認情報をミニアプリと連携する初の事例(※実証事業を除く)
関連サイト・問合せ ポケットサイン:https://pocketsign.co.jp/ / 問い合わせ:https://pocketsign.co.jp/contact
NeU:https://neu-brains.co.jp/ / 問い合わせ:https://neu-brains.co.jp/contact/inquiry/

以上が「みやぎ脳トレ」導入に関する主要事項の整理です。本件は、科学的な脳トレプログラムを自治体公式アプリ上で手軽に提供することで、宮城県民の日常に組み込める予防的な取り組みを目指しています。