名護・公園総称が「あけみおてらす」に決定 テナント公開

あけみおてらす名称決定

開催日:12月10日

あけみおてらす名称決定
あけみおてらすって何?
名護市21世紀の森公園周辺の公募で決まった総称で、名護市内小学生の応募案が採用されました。海・丘・森の3ゾーンで整備し、地域の伝統と観光を結ぶ複合施設を目指します。
いつから行けるの?
新築工事は2025年8月着手。特定公園施設は2026年3月に一部供用開始、その他公募対象施設は2026年4月以降に順次開業予定で、マリン施設は2026年4月オープン予定です。

名護・21世紀の森公園に新たな総称「あけみおてらす」が決定

株式会社ゆがふホールディングスが代表するコンソーシアム「YAMBARU GATEWAY PARK」は、沖縄県名護市が実施するPark-PFI制度に基づく「21世紀の森公園周辺エリア活用推進事業」において、公募していた公募対象公園施設の総称を、名護市内小学生からの応募案「あけみおてらす」に決定したと発表しました。プレスリリースは2025年12月10日09時00分付で公表されています。

公募は2025年9月1日から9月30日の期間で行われ、200件を超える応募が集まりました。選定委員会による審査を経て最終的に採用されたのは、名護市内小学生の提案である「あけみおてらす」です。公募の結果と選定経緯、名称に込めた意味などが公表されています。

沖縄県名護市21世紀の森公園 Park-PFI事業 公募対象公園施設の総称を公募で決定 画像 2

名称の由来と含意

選定理由として、「名護を象徴し、市民に親しみをもたれる言葉」を中心に選定が進められました。採用された「あけみおてらす」は、核となる言葉「あけみお」の持つやわらかさや光のイメージを重視し、未来へ向かって「あけみおのまち名護をてらす(照らす)」という意味を込めた名称です。

「あけみお」は古謡『おもろさうし』にある「あきみよ」に由来し、深い外海から豊かな海産や文化をもたらす場所としての歴史的背景を持ちます。名護市の基本構想でも「山紫水明の地を象徴する言葉」として位置づけられており、今回の名称採用には地域の伝統と未来を結ぶ意図が反映されています。

  • 公募期間: 2025年9月1日~9月30日
  • 応募数: 200件超
  • 採用案: 「あけみおてらす」 (名護市内小学生の応募案)
  • 選定主体: 選定委員会による審査
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3つのゾーン構成と出店テナントの現状

「あけみおてらす」は公園エリアを機能別に3つのゾーンに分け、ビーチサイドのにぎわい、ヒルトップでの交流、ロードサイドと森に囲まれた拠点という役割分担で整備を進めます。各ゾーンにはそれぞれ特徴的な施設や出店テナントが配置されます。

入居テナントは既に複数が決定しており、施設の段階的な供用開始に合わせて順次オープンする予定です。詳細については公表されている情報を以下に整理します。

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1. ビーチアクティビティゾーン(海の棟)

海沿いのビーチ空間にマリンアクティビティの拠点となる「海の棟」を設置し、併設するカフェやレストランで眺望を楽しめるくつろぎの場を演出します。既存施設との連携を図りながら、公園全体の賑わいを創出する計画です。

本ゾーンへの出店が決まったテナントは以下の通りです。

カフェ
スターバックスコーヒー:アメリカ、シアトル発祥のスペシャルティコーヒーストア。エスプレッソドリンク、フラペチーノ、ティー、ペストリーやサンドイッチなどを提供します。一杯のコーヒーを通じた交流を目指す店舗です。
マリンサービス
マリンクラブベリー:2026年4月に名護市・21世紀の森ビーチにて開業予定。沖縄最大級のマリンレジャー施設として海上アスレチックや多彩なアクティビティを備え、株式会社シーサーが県内で約40年の運営経験を活かして運営します。家族で一日中楽しめる新スポットとして位置づけられています。
飲食店
ひがし食堂:1976年創業の大衆食堂。小さな子どもから高齢者まで親しまれる豊富なメニューを提供する店舗で、21世紀の森公園では看板メニューのぜんざいを中心に、海沿いにふさわしいメニューに絞った営業を予定しています。
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2. ヒルトップゾーン(丘の棟)

森の棟から小高く見えるエリアに「丘の棟」を設け、意匠性の高い施設としてウエディングや子どもたちのコンサートなど地域のイベントに利用できる集会施設を整備します。ヒルトップからは名護湾の眺望を活かす設計が想定されています。

本ゾーンへの出店テナントとして決定しているのは以下です。

ウエディング・レストラン
ディアーズ・ブレイン:名護湾のオーシャンビューを活かした「THE SURF BEACHSIDE TERRACE」を運営。プライベートな空間での挙式と、海風を感じるビーチアクティビティゾーンに出店するレストランと連動したパーティーが想定されています。
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3. ロードサイド&フォレストゾーン(森の棟)

国道側からのアプローチとなるゾーンで、緑豊かな木々に囲まれた「森の棟」を拠点に地域の魅力を伝える複数の飲食店や物販店を整備します。散策やイベントの合間に利用できるテイクアウト店や、地域の食材を活かした店舗、名護・やんばるの文化や産品を扱う物販テナントなど、多彩な出店を計画しています。

本ゾーンは9区画の整備を予定しており、出店テナントの詳細は準備が整い次第、改めて発表するとしています。現時点では詳細は未公開ですが、テイクアウト主体の店舗や地域性を活かした物販の導入が計画されています。

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施設の規模・構造、事業体とスケジュール

本事業はPark-PFI制度を活用した公募設置管理制度に基づき、「YAMBARU GATEWAY PARK」を構成企業として設営・運営されます。構成企業、協力企業、連携企業などの体制も明示されています。

供用開始は段階的に行われ、特定公園施設は2026年3月からの一部供用開始、その他公募対象公園施設は2026年4月以降順次開業となる見込みです。新築工事は2025年8月に着手しています。

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構成企業・協力企業・連携企業

  • 構成企業: YAMBARU GATEWAY PARK(株式会社ゆがふホールディングス、株式会社興設計、株式会社屋部土建、株式会社ゆがふファシリティ)
  • 協力企業: 日本工営都市空間株式会社、清水建設株式会社、株式会社シーサー
  • 連携企業: 株式会社前田産業ホテルズ

各構成企業の代表者と所在地、ウェブサイトは次のとおりです。情報はプレスリリースに基づいて掲載しています。

株式会社ゆがふホールディングス
代表取締役社長 前田 貴子 / 本店: 名護市港2丁目6番5号 / URL: https://www.yugaf-hd.com/
株式会社興設計
代表取締役 具志堅 興亨 / 本社: 名護市大中1丁目20番11号 / URL: https://www.kou-s.co.jp/
株式会社屋部土建
代表取締役社長 照屋 博章 / 本店: 名護市港2丁目6番5号 / URL: https://www.yabudoken.co.jp/
株式会社ゆがふファシリティ
代表取締役社長 仲間 徹広 / 本社: 名護市港2丁目6番5号 / URL: https://yugaf-fa.co.jp/
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施設概要(構造・面積等)とスケジュール

施設は複数の棟で構成され、各棟の構造や建築面積が公表されています。以下に構成ごとに整理します。

棟名 用途 構造・階数 建築面積
海の棟① 店舗 RC造・1階 約200.8㎡
海の棟② 店舗 RC造・1階 約245.54㎡
海の棟③ 店舗 RC造・1階 約292.60㎡
丘の棟 集会施設(ウエディング等) RC造+S造・2階 約234.11㎡
森の棟 複合施設(飲食・物販等) S造・1階 約820㎡

全体計画は株式会社ゆがふホールディングスと日本工営都市空間株式会社が担当し、設計は株式会社興設計(海の棟①、海の棟②、森の棟)およびジークPMC株式会社(海の棟③、丘の棟)、施工は株式会社屋部土建が行います。

スケジュールは以下の通りです。

  1. 2025年8月: 新築工事着手
  2. 2026年3月: 施設の一部供用開始(特定公園施設)
  3. 2026年4月以降: 公募対象公園施設を順次開業
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要点整理とまとめ

ここまでの主要な情報を一覧化し、記事の内容を簡潔に整理します。以下の表は本事業の名称決定、ゾーニング、主な入居テナント、構成企業、スケジュール等をまとめたものです。

項目 内容
発表日 2025年12月10日 09:00
公募名称 あけみおてらす(名護市内小学生の応募案)
応募期間・件数 2025年9月1日~9月30日、200件超の応募
ゾーニング ビーチアクティビティゾーン(海の棟)/ヒルトップゾーン(丘の棟)/ロードサイド&フォレストゾーン(森の棟)
決定済みテナント(例) スターバックスコーヒー、マリンクラブベリー(運営: 株式会社シーサー)、ひがし食堂、ディアーズ・ブレイン
未確定テナント 森の棟内の9区画等の詳細は準備が整い次第発表予定
構成企業 株式会社ゆがふホールディングス、株式会社興設計、株式会社屋部土建、株式会社ゆがふファシリティ(YAMBARU GATEWAY PARK)
協力・連携企業 日本工営都市空間株式会社、清水建設株式会社、株式会社シーサー、株式会社前田産業ホテルズ
施設構成(代表) 海の棟①~③(RC造・1階、各約200.8㎡~292.6㎡)、丘の棟(RC+S造・2階、約234.11㎡)、森の棟(S造・1階、約820㎡)
スケジュール 2025年8月 新築工事着手、2026年3月 一部供用開始、2026年4月以降 順次開業
関連リンク https://www.yugaf-hd.com/

発表内容には、名称の選定経緯、各ゾーンの機能と決定済みのテナント、施設ごとの構造や面積、事業体制、協力企業、スケジュールまでが記載されています。今後、森の棟における9区画の出店テナントなど、未公表の詳細については準備が整い次第、改めて発表する旨が明示されています。

以上がプレスリリースに基づく整理した記事内容です。

参考リンク: