GOOD NATURE STATIONの6周年展で循環を体感

めぐるつながり展

開催期間:12月11日〜1月12日

めぐるつながり展
展示では具体的に何が体験できるの?
寄付で絵本を循環させる「くるくるクリスマス」、願いを書くメッセージツリー「Wish&Write」、6年の歩みを振り返るパネル展示など、参加型プログラムで循環や地域連携を実感できます。
どうやって参加・寄付すればいい?
京都・四条河原町のGOOD NATURE STATION内4階GALLERYで、読まなくなった絵本を持参して寄付、会場でメッセージカードに記入するだけ。会期は~2026年1月12日で誰でも参加可能です。

6周年を織りなす展示「Woven with You ―めぐるつながりをつむぐ」の全体像

株式会社ビオスタイルが運営する複合型商業施設GOOD NATURE STATIONでは、季節プロモーション「GOOD NATURE CHRISTMAS」に合わせ、開館6周年を記念した特別展示・イベント「Woven with You ―めぐるつながりをつむぐ」を開催しています。本企画は、施設と利用者、地域、協働パートナーとのサステナブルな「めぐるつながり」に感謝を示しつつ、参加型の寄付(ドネーション)プログラムを通じて循環の取り組みを具体化することを目的としています。

開催期間は現在実施中で、終了日は2026年1月12日(月・祝)です。本稿では、展示の趣旨、会場で展開される3つのプログラム、関係企業や協働先の役割、使用素材や寄贈先など、プレスリリースに記載された情報を漏れなく整理して伝えます。詳細は公式ページも参照可能です:GOOD NATURE STATION

感謝を贈るサステナブルなクリスマス。廃棄を資源に変える「めぐるつながり」をツリーに結んで。 画像 2

開催目的と位置づけ

本企画は、GOOD NATURE STATIONが掲げる「人も地球も元気にする『GOOD NATURE』」というコンセプトに基づき、利用者と施設が共に取り組むサステナブルな行動に対する感謝を表現するものです。特に、自治体や地元企業、リユース団体との連携を通して、物の循環や木材の地産地消などの重要性を来場者に伝えます。

展示は来場者が実際に参加できる構成で、単なる情報掲示に留まらず、寄付や寄贈といった実践的なアクションを促す内容になっています。各プログラムは、地域の取り組みと連携しており、その成果は地域の教育やワークショップへと還元されます。

感謝を贈るサステナブルなクリスマス。廃棄を資源に変える「めぐるつながり」をツリーに結んで。 画像 3

3つのプログラムと協働パートナーの役割

会期中に実施されるのは、(1) 徳島県上勝町と連携するリユース企画「くるくるクリスマス」、(2) 来場者参加型のメッセージツリー「Wish&Write」、(3) 6年間の歩みを振り返るパネル展示「Woven with you」の三本柱です。各プログラムは、物の循環や地域資源の活用、次世代支援といった異なる視点から「めぐるつながり」を表現します。

協働パートナーとしては、徳島県上勝町のゼロ・ウェイストセンター「WHY」や宿泊施設「HOTEL WHY」、京都の雑貨店「sumao すまいの雑貨店」、製材・製造を担うホリモク株式会社、さらに京都市の「木と暮らすデザインKYOTO」などが挙げられます。これらの組織は素材提供や製品製造、分別・リユースノウハウの提供を通じて企画を支えています。

感謝を贈るサステナブルなクリスマス。廃棄を資源に変える「めぐるつながり」をツリーに結んで。 画像 4

くるくるクリスマス(徳島県上勝町連携リユース企画)

このプログラムは、上勝町のゼロ・ウェイストセンター「WHY」発祥のリユース企画「くるくる」をGOOD NATURE STATIONの4階「GALLERY」で実施するものです。「WHY」は2020年4月にオープンし、町民が資源を持ち込み分別・リユースを行う拠点で、併設の宿泊施設「HOTEL WHY」ではスタディツアーや分別体験も提供しています。

今回の取り組みでは来場者から寄付された読まなくなった絵本・児童書を集め、京都府立植物園へ贈呈します。絵本が次世代へと循環することを通じて、物の価値を再認識させる狙いがあります。展示で使用する本棚には京都の雑貨店sumao すまいの雑貨店の「もくわく®︎」を採用しています。

  • 寄付対象:読まなくなった絵本・児童書
  • 寄贈先:京都府立植物園
  • 展示什器:もくわく®︎(sumao 提供)
  • 協力:徳島県上勝町 ゼロ・ウェイストセンター「WHY」

「もくわく®︎」は「森と暮らしを環る」をコンセプトに、生活の中で木を取り入れながら使い捨て家具の削減を目指す製品です。京都産の檜・杉を用いた製造は、ホリモク株式会社(京都府城陽市)が担っています。また、京都市内で伐採・製材された木材「みやこ杣木(そまぎ)」の活用も進められており、木材の地産地消の普及に寄与しています。

感謝を贈るサステナブルなクリスマス。廃棄を資源に変える「めぐるつながり」をツリーに結んで。 画像 5

メッセージツリー「Wish&Write」

「Wish&Write」は来場者が願いやメッセージを記入したカードを木製ツリーに飾る参加型企画です。ツリーの一部には、ホテル中庭で使用していたロッキングチェアの廃材が部分的に転用されており、廃材の再活用を視覚的に示します。

集められたメッセージカードの枚数に応じて、京都府立植物園が実施する子ども向けワークショップで使用する筆記用具をGOOD NATURE STATIONから京都府立植物園へ寄付します。合言葉は「あなたの言葉が、誰かの未来を描くペンになる」。メッセージという個人の想いが、具体的な支援に結びつく仕組みです。

感謝を贈るサステナブルなクリスマス。廃棄を資源に変える「めぐるつながり」をツリーに結んで。 画像 6

パネル展示「Woven with you」および装飾

パネル展示では、施設を代表するブランド群—NEMOHAMORAU、マーケット、レストラン、ホテル—が、過去6年間にわたり施設と繋がった人々と共に歩んできた軌跡を紹介します。各ブランドが日々の営みの中で紡いできた感謝の気持ちを可視化する内容です。

また、中庭のクリスマスツリーには、モダンカリグラフィー作家・角野梨沙氏によるカリグラフィーオーナメントが飾られ、温かい光の演出とあわせて来場者を迎えます。装飾の素材選定や作り手の紹介も行われ、展示全体が「めぐるつながり」を体現する構成となっています。

感謝を贈るサステナブルなクリスマス。廃棄を資源に変える「めぐるつながり」をツリーに結んで。 画像 7

組織概要と関連プロジェクト、参照リンク

本企画の実施主体である株式会社ビオスタイルは、京都・四条河原町に2019年12月に開業した複合型商業施設GOOD NATURE STATIONの運営会社です。京阪ホールディングスのグループ会社として、SDGsを実現するライフスタイルを提案する「BIOSTYLE PROJECT」を牽引しています。

同社の本社所在地は京都市下京区で、代表取締役社長は山下剛史氏です。企業活動を通じてサステナブルな商品開発や施設運営を進め、社会と調和した持続的な成長を目指すことが明記されています。

施設名
GOOD NATURE STATION(運営:株式会社ビオスタイル)
6周年企画名
Woven with You ―めぐるつながりをつむぐ
開催期間
開催中~2026年1月12日(月・祝)
関連プロジェクト
BIOSTYLE PROJECT(京阪グループ)

参照および協働リンクとして、GOOD NATURE STATION公式サイトのほか、sumao(https://sumao.info)やもくわく(https://mokuwaku.jp)の情報が挙げられています。プレスリリース本文に記載された関連リンクをもとに、展示の詳細や参加方法を確認できます。

まとめ(展示内容の要点整理)

以下の表に、本展示・イベントの主要情報を整理しました。開催名、期間、会場、実施プログラム、寄贈先、使用素材、協働パートナー、参照リンクを網羅しています。

項目 内容
名称 Woven with You ―めぐるつながりをつむぐ
期間 開催中~2026年1月12日(月・祝)
主催/運営 株式会社ビオスタイル(GOOD NATURE STATION 運営)
会場 GOOD NATURE STATION(京都・四条河原町)4階 GALLERY、他館内中庭など
主なプログラム ・くるくるクリスマス(絵本・児童書の収集→京都府立植物園へ贈呈)
・メッセージツリー「Wish&Write」(メッセージカードの収集→筆記用具寄付)
・パネル展示「Woven with you」
寄贈先 京都府立植物園(絵本・児童書、ワークショップ用筆記用具)
使用素材・什器 もくわく®︎(京都産檜・杉、ホリモク株式会社製造)、ホテルのロッキングチェア廃材一部活用
協働パートナー 徳島県上勝町(WHY、HOTEL WHY)、sumao すまいの雑貨店、ホリモク株式会社、木と暮らすデザインKYOTO、モダンカリグラフィー 角野梨沙氏 ほか
参照リンク https://goodnaturestation.com/https://sumao.infohttps://mokuwaku.jp

本展示は、物や思いを次のかたちへつなぐこと、地域資源の活用、教育的還元を一貫したテーマとして据えています。展示期間中は各プログラムへの参加や各種展示を通じて、来場者が循環や地域連携の具体的な取り組みを理解できる構成となっています。詳細はGOOD NATURE STATION公式サイトの該当ページで確認できます。

参考リンク: